ホーム > 連絡先一覧 > 石川県農林総合研究センター 林業試験場 > 刊行物 > 石川県林業試験場業務報告 > 石川県林業試験場 平成11年度 業務報告 > 5.県産材活用による土木・建築資材の開発と性能評価に関する研究(第1報)
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予算区分 県単
研究期間 平成11~13年度
担当科名 木材加工科
担当者名 小倉 光貴・鈴木 修治
I.目的
石川県における防腐処理を施した土木・外構部材の耐用年数に関する『指針』を作るべく、数種の防腐薬剤を用い、薬剤の吸収量が明確な防腐処理材の耐用年数について検討することを目的とする。
試験材は実施行材に近いデータを得るため、スギ正角材(7.5×7.5×125cm)を用い、事前処理4区分、処理薬剤4種類で表1のとおりとした。
表1 事前処理と処理薬剤(略)
処理材はJASの防腐基準K4を原則とし、石川ウッドセンター構内において地中に約50cm埋設して曝露試験を開始した。今後12年間に亘って腐朽状況を観察し、定期的に一定本数を抜き取って、重量減少率や動的ヤング係数の変化等について測定を行う予定である。
表2に、各種事前処理と薬剤の注入量との関係を示す。
表2 事前処理と処理薬剤注入量(略)
本試験の最終評価は、無処理材で約5 年後、処理材で最低12 年は必要であると考える。
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