ホーム > 連絡先一覧 > 石川県農林総合研究センター 林業試験場 > 刊行物 > 石川県林業試験場業務報告 > 石川県林業試験場 平成11年度 業務報告 > 3.松くい虫特別防除の効果調査(第2報)
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予算区分 受託
研究期間 平成9年~14年度
担当科名 森林育成科
担当者名 江崎功二郎・小谷 二郎
松くい虫被害のまん延防止を図るために特別防除等の防除事業を実施しているところであるが、これらの防除事業の実施地域における被害状況を把握し、松くい虫防除事業の参考に資することを目的とする。
特別防除を実施している松林(志賀町、1ha)とこれの対照区として、実施していない松林(押水町、1ha×2)を設定して、3月に枯損率の調査を行った。
特別防除を実施している松林の被害本数率は0.1%、被害材積率は0.2%であり、これの対照区として実施していない松林の被害本数率は40.5%および24.8%、被害材積率は49.2%および26.5%であった。
過去3年間において特別防除を実施している松林の被害本数率は1.5%以下でほとんど増減が認められないが、実施していない松林のそれは約3.5~7倍と急激に増加した。これらの結果から特別防除は松くい虫被害まん延防止効果が高いと思われる。
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