ホーム > 連絡先一覧 > 石川県農林総合研究センター 林業試験場 > 刊行物 > 石川県林業試験場業務報告 > 石川県林業試験場 平成12年度 業務報告 > 3.ミズナラ等の木材生産管理と自然環境の保全調査(第3報)
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予算区分 県単
研究期間 平成10~14年度
担当科名 森林育成科
担当者名 小谷二郎・千木 容
本県の冷温帯地域の代表樹種であるミズナラ等の天然生林の有効利用と自然環境を保全するため、林分構造調査や林内での更新状況に関して調査を行う。
今年度は、白峰村大嵐山の55年生のミズナラ林内で前年(1999年)発生した稚樹の冬季間(1999年11月~2000年6月)および春から秋(2000年6月~11月)までの生存状況調査を行った。
前年の業務報告で報告したとおり,当年生稚樹の年間の平均生存率は80.9%であった。その稚樹は,冬季間に平均14.3%枯死した。また,春から秋までの平均生存率は65.0%であった(表-1)。枯死要因は光不足による立ち枯れと推定された。
当年生稚樹の生存は,種子の貯蔵養分に依存しているが,2年生以降の生存は自身の光合成能に依存している。したがって,光合成能を高める施業を考える必要がある。
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