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特定外来生物
- 食用として広められた水辺の侵略者 -
両生類
アカガエル科
Rana catesbeiana
体長111~183ミリメートル。県内で見られるカエルの中で最大です。後足は大きく、みずかきが良く発達します。鼓膜の直径は眼の0.9~1.7倍と大きく、よく目立ちます。
繁殖期は長く、5~9月上旬にわたります。 池、沼、湖などの止水で雄は「ウオー、ウオー」と鳴きます。オタマジャクシは越冬し、15センチメートルほどに育ちます。幼生で越冬することから、1年を通して水のある場所で繁殖します。 蔵卵数は6,000~40,000個です 。
特定外来生物
東・中米、カナダ南東部
日本には1918年に食用として持ち込まれ、水産資源として意図的に広く導入されました。現在では、北海道南部から沖縄まで全国各地の池や湖沼などに広く分布しています。
能登から加賀まで広く分布し、湖沼などの止水域や流れの緩やかなところ及びその周辺に生息しています。希少種の生息するため池で見られることもあります。
高い捕食性と旺盛な繁殖力のゆえに、捕食や資源を巡る競争を通して、他のカエルをはじめ多くの在来種に悪影響を与える存在となっています。雌は1回の産卵で数万個の卵を産出します。
県内では、大きな影響は確認されていませんが、在来のカエル類や水生昆虫などへの影響が懸念されています。
ウシガエルのオタマジャクシは巨大に成長し、以前はよく飼育されていました。しかし「特定外来生物」に指定された現在、ウシガエルのオタマジャクシを許可なく飼育したり、運んだりすることはできません。
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