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生態系被害防止外来種リスト掲載種
(総合対策外来種)
- ススキをおびやかす背の高い黄色い花 -
植物
キク科
Solidago altissima
高さ1~3m程度の多年生草本です。花が付く部分以外は、一般的に枝分かれしません。
種子と地下茎の両方で繁殖します。8月~11月に開花した後、綿毛のついた種子をつます。また、地下茎から芽を出す栄養繁殖もします。
北米
日本には、1900年頃に観賞用や蜜源植物として持ち込まれました。戦後に分布拡大し、現在では全国各地で分布しています。
本種は、県内に広くに分布が確認されています。
ススキやヨシなどの在来種との競合し、在来種に対して悪影響を与えるおそれがあります。根から周囲の植物の成長を抑制する物質を出すことが知られています(アレロパシー)。
花粉症の原因と誤解されることがありますが、本種は花粉を昆虫に運んでもらう虫媒花で、花粉は比較的重く、花粉症の原因とは考えられていません。花粉症の原因となるのは、風に花粉を運んでもらう風媒花のブタクサという植物だと考えられています。
除去作業を行う場合は、なるべく根から抜き取るようにしてください。刈り取る場合は、種子ができ前の開花時期までに刈り取るようにしてください。 年3回刈り取ることで効果があると言われています。
外来生物法に指定された特定外来生物と異なり、生態系被害防止外来種リスト掲載種は法の規制が課されるものではありませんが、生態系に悪影響を及ぼしうることから、適切な取扱いについてご理解とご協力をお願いいたします。
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