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特定外来生物
―水路や湖沼で大繁茂する可能性―
植物
アリノトウグサ科
Myriophyllum aquaticum
多年生の抽水植物。水中で分岐しながら横にはい、水上に10~30cm出て、長さ1m以上になります。
雌雄異株ですが、日本には雌株のみしかいないため、種子は生産されません。地下茎で栄養繁殖します。
南アメリカ
1920年頃に持ち込まれ野生化。全国に分布しています。
加賀地方の湖沼や水路で局所的に生育が確認されています。
本種は、一般的に湖沼や河川の岸辺、水田、湿地等に生育します。
水路や湖沼で大繁茂し、水流を妨げることが危惧されます。
また、在来種との競合や駆逐など、在来種に対して悪影響を与えるおそれがあります。
オオフサモを許可なく育てることなどは法律で禁止されています。
駆除作業を行う際は、残った根茎から再生するため、それらも除去することが重要になります。また、一度の駆除作業では完全に除去することは難しいため、経過観察を行い、その後の状況に注意してください。
オオフサモは、生きたまま移動させる、保管するなどの行為が禁止されています。処理する際には、除去した場所の周辺で2~3日、天日にさらして枯死させた後に、各自治体のゴミ分別方法に従って処分してください。
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