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特定外来生物
‐在来種と交雑し、遺伝的攪乱を引き起こす‐
植物
ゴマノハグサ科
Veronica anagallis-aquatica
0.3~1メートルになる多年生草本です。多数の淡紫色の花を総状につけます。地下茎を持ち、群生します。
種子と地下茎により繁殖します。4~9月に開花したあと種子をつけます。地面に落ちた種子は埋土種子集団(土壌中に発芽せずに生存し続ける種子の集まりのこと。刺激を受けて発芽します。)をつくります。
ヨーロッパ~アジア北部
侵入経緯、時期は不明ですが、1867年に神奈川県相模で採集されました。その後、本州を中心に四国や九州に分布域が拡大しました。
伊久留側河床(中能登町)、手取川下流域(川北町、白山市)、河北潟干拓地及び周辺(かほく市、津幡町、内灘町、金沢市)で生育が確認されています。
本種は、一般的に湖沼や河川の岸辺、水田、湿地等に生育します。
在来種のカワヂシャとの交雑が危惧されています。
また、在来種との競合や駆逐など、在来種に対して悪影響を与えるおそれがあります。
オオカワヂシャの種子を撒いたり、許可なく育てたりすることは法律で禁止されています。
春に花が咲いた後、たくさんの種子をつけます。刈り取ったつもりで周りに蒔いてしまわないよう、刈り取り作業は結実前にすますか、種子が飛散しないよう、注意してください。
オオカワヂシャが生えている場所の土にはたくさんの種子が含まれています。土の移動により、種子を広く蒔いてしまわないよう、注意してください。
オオカワヂシャは、生きたまま移動させる、保管するなどの行為が禁止されています。処理する際には、刈り取ったその場で2~3日天日にさらして枯死させた後に、各自治体のゴミ分別方法に従って処分してください。
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