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特定外来生物
- ため池で大増殖して在来の魚類の卵を食い荒らす -
魚類
サンフィッシュ科
Lepomis macrochirus
全長25センチメートル。雌雄とも、鰓ぶたの後ろ端のやや突出した部分が濃紺ないし黒なのが、英名(Bluegill)の由来。産卵期の雄は淡青色、黄色、朱色の鮮やかな婚姻色を表します。
西日本では、5~8月に雄が作ったすり鉢状の巣で産卵が行われます。雄は卵と仔魚を7~10日程度保護します。雌は直径は0.9~1.3ミリメートルの卵を21,000~36,000個産みます。
北米
日本には1960年に持ち込まれ、その後もオオクチバスの餌魚としての放流、水産有用種の放流種苗への混入などにより分布を拡大し、現在では全国各地に広く分布しています。
1977年に柴山潟で初めて発見されて以来、現在では木場潟、河北潟、邑知潟のほか公園内の池などにまで広く分布しています。
食性は魚類(とくに魚卵)、甲殻類、水生昆虫、動物プランクトン、水草と雑食性で、希少な魚類を含む在来生物群集に大きな影響を及ぼす存在として知られています。石川県内でも、希少な魚類であるホトケドジョウやジュズカケハゼを含む様々な在来生物に悪影響を与えているとみられています。
本種もブラックバスと同様に釣りの対象になっていますが、生きたブルーギルを許可なく持ち運んだり、飼育したり、他の場所に放すことは法律によって禁止されています。
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