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特定外来生物
- 夏の間だけ姿を見せ、一面を覆いつくしてしまう -
植物
ウリ科
Sicyos angulatus Linn.
数メートル~10数メートルの長さになるつる状の一年生草本です。果実には鋭い棘を密生します。種子はカボチャの種に似ています。
8~10月に開花したあとたくさんの種子をつけ、枯れてしまいます。繁殖は種子によります。種子は水によって運ばれたり、土ごと運ばれたりして分布を拡大します。地面に落ちた種子は埋土種子集団(土壌中に発芽せずに生存し続ける種子の集まりのこと。刺激を受けて発芽します。)をつくります。
北米
日本には1952年に静岡県清水港で確認され、その後全国に分布を広げています。
本種は、荒地や土手、特に河原の肥沃地を好んで生育・群生し、能登から加賀まで広く分布しており、犀川や梯川の下流域等で確認されています。
本種は他の植物に覆い被さり、被陰することによってそれらの成長を阻害するなど、植物の多様性に悪影響を及ぼす存在となっています。また、畑などの耕作地にも侵入し、作物に被害を与える場合もあります。
アレチウリの種子を撒いたり、許可なく育てたりすることは法律で禁止されています。夏に繁茂した後、秋にはたくさんの種をつけます。刈り取ったつもりで周りに撒いてしまわないよう、刈取り作業は結実前にすますか、結実後に刈り取った後は種が飛散しないよう、注意してください。
アレチウリは秋には枯れてしまいますが、生えていた場所の土にはたくさんの種が含まれています。土の移動により、種子を広く撒いてしまわないよう、注意してください。
アレチウリは、生きたまま移動させる、保管するなどの行為が禁止されています。処理する際は、刈り取ったその場で2~3日天日にさらして枯死させた後に、各自治体のゴミ分別方法に従って処分してください。
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