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特定外来生物
- 花はきれいだが、いつの間にか高原を埋めつくす -
植物
キク科
Rudbeckia laciniata Linn.
0.5~3メートルになる多年生草本です。黄色の舌状花のある頭花をつけます。地下茎が横に走っていて、群生します。
種子と地下茎により繁殖します。7~10月に開花したあと種子をつけます。地面に落ちた種子は埋土種子集団(土壌中に発芽せずに生存し続ける種子の集まりのこと。刺激を受けて発芽します。)をつくります。
北米
日本には1955年に観賞用として持ち込まれ、その後全国に分布を広げています。
主に河川敷や道路法面で生育し、安原川をはじめ、白山白川郷ホワイトロードでも確認されています。
石川県内における分布は、同じく特定外来生物である「アレチウリ」、「オオキンケイギク」に比べて広がっていないものと思われます。
本種は、全国的には自然性の高い環境への侵入が多くみられており、希少種を含む在来種との競合や駆逐など、在来種に対して悪影響を与えるおそれがあります。
オオハンゴンソウの種子を撒いたり、許可なく育てたりすることは法律で禁止されています。春に花が咲いた後、たくさんの種をつけます。刈り取ったつもりで周りに撒いてしまわないよう、刈取り作業は結実前にすますか、結実後に刈り取った後は種が飛散しないよう、注意してください。
オオハンゴンソウがたくさん生えている場所の土にはたくさんの種が含まれています。土の移動により、種子を広く撒いてしまわないよう、注意してください。
オオハンゴンソウは、生きたまま移動させる、保管するなどの行為が禁止されています。処理する際には、刈り取ったその場で2~3日天日にさらして枯死させた後に、各自治体のゴミ分別方法に従って処分してください。
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