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- 繁茂する外来種に、在来の水草が追いやられる -
河北潟では外来植物であるチクゴスズメノヒエやホテイアオイの繁茂、生育拡大が近年見られています。これらの種は水面を覆うように繁茂し、在来の水生植物、水生の希少植物への影響が問題となっています。また、繁茂するため水流を妨げたり、水利施設への影響も問題となっています。
チクゴスズメノヒエは1982年に福岡県で見つかり、その後分布が拡大しています。ホテイアオイは明治時代に観賞用に持ち込まれ、その後各地で利用されるようになりましたが、逸出して広がっています。1995年の河北潟西部承水路調査で未確認もしくは小数であったチクゴスズメノヒエおよびホテイアオイは、2002年には優占するまでにいたっています。
河北潟湖沼研究所による水生植物調査が行われているほか、平成17年度環境省「いきづく湖沼ふれあいモデル事業」によりチクゴスズメノヒエをターゲットとした対策が行われました。また、石川県による水路の浚渫時にも、繁茂した水生植物が除去されています。
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