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基本高水は、平成7年8月30日型の降雨パターンを計画降雨量まで引き伸ばした計画降雨により算出されています。この平成7年8月30日の実績の流量は210m3/秒であり、これは計画値のわずか12%となっています。一方、表2.のように降雨(2日雨量)の計画値と実際値の比は2倍です。雨が2倍ならば、流量も2倍に近い数値となってもおかしくないと思われますが、どうしてこのような数値になるのですか?
これまでの研究で、河川の流量は降雨量と線形の関係になく、非線形的に増加することがわかっています。したがって、降雨量が2倍になったとき、河川の流量は2倍よりも大きくなります。これは、少量の雨の場合は、地面にしみこんだり地形の窪地にたまったりして河川へ流出して来ませんが、ある程度以上の雨量を超えると降った雨のほとんどが流出してくるようになるためです。なお、降雨量の増加に対する河川の流量の増加の程度は降雨パターンや水系の河川網の条件によって変わります。
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