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輪島市大沢町 7字地内(河川敷)
県指定天然記念物及び名勝
昭和62年3月23日指定
大沢町の桶滝川河口から約1km上流には、新生代第三紀中新世の礫岩層が広く分布し、周辺一帯には各所に滝が散在している。これ等の中で、桶滝は最も高い所に形成され、かつ特異な形状をした滝である。
この滝は、長い年月のうちに、滝上部の岩盤に甌穴が穿たれ、岩盤を構成する礫の浸食摩耗・脱落とも相まって、滝上部の甌穴は次第に拡張され、遂に、滝上部に周囲約3mの底のない桶状の筒穴が造られた。このために、滝水は、桶状の穴に流れ込み、極めて珍しい形状の滝地形を形成するに至った。
このような形態を持つ滝の形成はこの地域に分布する岩層と無縁ではなく、その形成と浸食の過程を知るうえでも天然記念物として貴重であり、また、その景観も見事であるので天然記念物及び名勝としての価値は高い。
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