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輪島市門前町深見 23-46番地
指定面積 1,595平方メートル
県指定天然記念物 平成6年1月28日指定
滝神社社叢は輪島市門前町深見にあり、境内の面積は1,595平方メートル(公簿面積)である。男滝・女滝の2滝(通称桜滝)を含み、周辺の樹林は古来、人為が加えられることがなく、原始林の姿を継承しているものとして価値高いばかりでなく、能登半島の外浦海岸では冬期の季節風の影響で、スタジイ林は成立出来ない事情にあるに関わらず、この影響さえなければ、極相林が成立することを立証している。
そして林内の暖かさが、多くの暖地性の種類の成育を可能にしていて、ムギラン・ノコギリシダの2例のように、本社叢を分布の北限産地とするもののほか、ヤマウツボ・ユウシュンランなどの希少種を含むことは、特筆すべき学術上貴重な点である。
鳳珠郡能登町字瑞穂 ク字11-1番地
指定面積 5,252平方メートル
県指定天然記念物 平成7年10月3日指定
大峰神社社叢は鳳珠郡能登町字瑞穂にある標高150mの山頂部に位置し、社殿周辺の林分はモミ~ツキミ群集に属する。
すなわち、高木層にはモミが優占し、亜高木層・低木層・草本層のいずれにもシキミが優占している。この群集は、日本海側に類例を見ないもので、学術上貴重なものである。
また、この社叢林にはブナ・タブノキが存在しており、ブナの生育地としては低海抜であり、タブノキの生育地としては高海抜である。このような林分は極めて特異であって、注目に値する。
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