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白山市鶴来日詰町メ1、メ2 及び巳118-5番地内
指定面積 約5,500平方メートル
県指定天然記念物 平成元年10月23日指定
金劔宮の社殿背後に存する社叢林は、ウラジロガシが高木層・亜高木層において優先し、その他の樹種では亜高木層・低高木層にはヤブツバキ、低木層・草本層にヒメアオキが顕著である。
このような型の林分は、ウラジロガシ-ヒメアオキ群集と類別されるものであり、昔時においては、手取川渓谷をはじめ、県下の河川内陸部には広くその分布が見られた原植生であった。
しかし、長年にわたる開発により、今日ではほとんどみることができない。その意味において、この社叢林は、本県を代表する原生林の一つであるウラジロガシ林として、最も優れたものである。
河北郡津幡町字下河合 ツ60番地内
指定面積 約10,700平方メートル
県指定天然記念物 平成2年3月22日指定
御山神社の社叢林は大別して、イヌシデ林とブナ林に区分される。イヌシデ林は高木層においてイヌシデが優占し、ウラジロノキが含まれている。
ブナ林は高木層においてブナが優占し、亜高木層・低木層・草本層のいずれにもブナの見られる安定した林相を示すものである。
現在、県内のブナ林は標高700m~1500mの範囲で広く分布しているが、この社叢林では標高240mと比較的低地に分布しているのが特徴的であり、昔時においてブナが低地まで分布していたことを示す極めて貴重な原植生である。
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