ホーム > くらし・環境 > 自然 > 生物多様性 > 県庁舎で営巣しているハヤブサについて > 平成30年 県庁舎で営巣しているハヤブサのヒナの成長について
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平成30年は、3月23日(金曜日)までに5個の産卵を確認し、4月24日(火曜日)には5個全てが、ふ化したことを確認しました。
3年連続で5個の産卵、5羽のヒナが誕生したのは、全国的にも稀なことです。※通常は、3~4個の産卵
ふ化後も、窓のブラインドを下ろし刺激を与えないように気を付けるなど、ヒナの成長を見守ってきました。
残念ながら5羽のヒナのうち、2羽は死亡したようですが、残った3羽のヒナは、1日に何度も親鳥から餌をもらい、すくすくと成長しました。
5月29日(火曜日)からヒナの巣立ちが確認されました。
なお、ヒナ保護の観点から、営巣場所などは非公開とさせていただきます。
5月29日(火曜日)に一番最初に巣立ちしたヒナが、県庁の敷地内で瀕死の状態で保護されました。ただちに、いしかわ動物園に搬送しましたが、死亡が確認されました。うまく巣立ったにもかかわらず、そのヒナが死亡してしまったことは、とても残念です。
死亡したヒナの体重:637g 全長:385mm 翼開長:770mm
残りの2羽のヒナ。ほぼ羽も生え変わってきました。まもなく巣立ちを迎えます。
まもなく巣立ちを迎えるハヤブサのヒナ(平成30年6月1日撮影)
巣立ち直後のヒナの羽ばたく様子を動画に収めることができました。
しきりに鳴いています。生まれた巣から飛び立って環境が変わったことで不安になり、親鳥をよんでいるのでしょうか?
石川県庁で生まれ、巣立ったヒナ(YouTube)(平成30年6月2日撮影、動画 約1分30秒)(外部リンク)
巣立ちをしたものの、ヒナはまだ、うまく飛ぶことができないので、庁舎の建物の周りでうろうろしていることも。職員が捕獲して安全な場所に移動させています。
捕獲して安全な場所に移動させた巣立ち直後のハヤブサのヒナ(平成30年6月3日撮影)
今後、このヒナをこれほど近くで見ることができる機会はないかもしれません。
ハヤブサのヒナ(平成30年6月3日撮影)
ヒナですが、精悍な感じは、やはり猛禽類です。
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