ここから本文です。
ハヤブサは、海岸部の生態系の頂点に位置する猛禽類で、国の絶滅危惧種、県の準絶滅危惧種に選定されています。県内では、能登半島や加賀地方の海岸で繁殖が確認されています。
※絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)に基づき指定された種で、捕獲は原則として禁止されています。
ハヤブサは、高所から鳥などの獲物を探すことができる海岸近くの断崖に営巣する習性があり、県庁舎の高層階のベランダはハヤブサの営巣場所に適していたと考えられます。
県庁舎では、平成17年から産卵が確認されていたもので、平成26年に初めて繁殖に成功し、4個の卵から3羽のヒナが誕生し、巣立ちに成功しました。
その後、平成27年から令和5年まで4~5個の産卵が、毎年3~5羽のふ化や巣立ちがそれぞれみられています。平成28~30年では3年連続で5個の卵を産んでおり、専門家によると、通常3~4個を産卵するハヤブサにはとても珍しいことだそうです。
なお、ヒナ保護の観点から、営巣場所は非公開とさせていただきます。
県庁舎に営巣している親鳥
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す