県民の皆さまへ(ツキノワグマ出没警戒情報の発令)
令和5年12月16日、白山市安養寺町付近において、ツキノワグマと遭遇し人身被害が発生いたしました。
今年のクマによる人身被害は10月9日に金沢市、10月11日には小松市でも発生しており、県では「ツキノワグマ出没警戒情報」を発令しました。
近年、人里近くでのクマの出没が多くみられており、こうしたクマとの不意の遭遇による被害が今後も起きる可能性があると考えられます。
皆さま方に置かれましては、下記の人身被害防止対策の徹底をお願いいたします。
ツキノワグマ出没警戒情報(PDF:132KB)
クマによる人身被害を防ぐために
1 クマを引き寄せていませんか
- 不要なカキやクリなど果実は早めに摘み取る、ハチの巣を除去する、ペットフードや生ゴミを放置しない等、クマの誘引物の除去を徹底してください。
- クマは、河川敷等の草むらに隠れて移動するため、集落に隣接する草むらの刈り払いを行うようにしてください。
- キャンプや登山、渓流釣りなどで出たゴミは管理を徹底し、必ず持ち帰ってください。
- 山野にある墓地の供え物等は持ち帰るようにしてください。
2 クマと遭遇しないために
- クマの活動が活発となる早朝、夕方及び夜間の外出を控えてください。
- 山林になるべく入らないでください。
- やむを得ず、キノコ採りや山仕事等で山林に入る場合には、2人以上で行動し、人の存在をクマに気づかせるため、鈴やラジオを携行するほか、林道等では、自動車から降りる際にクラクションを数回鳴らしてから降りる等、十分な安全対策を行ってください。
- クマは、明るい場所を避けます。見通しのよい明るい場所で行動してください。クマの糞や足跡などを見つけたら、注意して引き返してください。
3 それでも、クマに遭遇してしまったら
- 子グマに出会った時は、そっと立ち去ってください。見えなくても、親グマが近くにいますので大変危険です。
- とにかく落ち着いてください。
- クマまで距離があるようなら、そっと立ち去ってください。
- 急に大声を出さないでください。大声を出したり、ものを投げつけたりすると、クマは興奮します。クマに逃げる機会を与えるよう心がけてください。
- 静かに退避してください。クマから目を離さないようにして、できるだけゆっくりと後退してください。持ち物(帽子や衣類など)を静かに地面に置いて、クマの注意をそらしてください。クマとの間に立木などの障害物をおける位置まで移動できれば、突進を防ぐこともできます。
- 人家周辺でも細心の注意を。人家周辺での出没もあり得ますので、他人事などと思わず、常に周囲に細心の注意を払うよう心がけてください。
- 走って逃げないでください。クマは、「逃げるものを追う」習性があるといわれています。背中を見せて逃げるなど、不要な刺激を与えることは危険です。
- 急所を守ってください。万が一、クマが襲ってきた場合には、反撃することも考えられますが、力(走ることや木に登ることにおいても)ではクマの方が勝っています。確実な防御方法はありませんが、ダメージを最小限にするために、最初の一撃を避けて、自分の急所(頭部や首)を両手でしっかり抱えて、くぼ地や岩陰にうずくまり、クマの攻撃をしのぐ方法が有効だといわれています。
リーフレット「クマにご注意!!」(PDF:607KB)
警戒情報等の発令状況やクマの目撃情報など はこちら
ツキノワグマによる人身被害防止のために
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