ノロウイルスによる感染性胃腸炎について
ノロウイルスとは
ノロウイルスは人の小腸粘膜で増殖するウイルスです。
11月から3月にかけて流行し、感染すると胃腸炎を起こします。
症状は、吐き気、嘔吐、下痢、発熱が主症状です。
人から人へ感染する場合と食品から感染する場合があります。
人から人への感染を予防するポイント
- 人から人への感染では、ウイルスが手などに付いて口に入る場合と吐物の飛散からうつる場合があります。
- 感染予防の最も有効な対策は手洗いです。トイレを使用した後、調理の前、食事の前には必ず石けんで十分手洗いをしましょう。
- 患者のふん便や吐ぶつを処理するときは、部屋の換気を行いながら使い捨てのマスクとビニール手袋を着用し、ペーパータオル等でふき取ります。
- 吐ぶつ、ふん便が付着した床等は、塩素系消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム)で浸すようにふき取ります。ふき取ったペーパータオル等はビニール袋に入れて密封して廃棄します。
おう吐物の処理方法|消毒液の作り方 |衣類の取り扱い方(PDF:93KB)
- ノロウイルスは乾燥すると、容易に空中に漂い、これが口に入って感染することがあるので、吐ぶつやふん便は乾燥させないことが感染防止に重要です。
- 吐ぶつやふん便に直接触れたときは、石鹸で十分に手を洗いましょう。
- 物の片付けが終わったら、よく手を洗い、うがいをしましょう。
食品からの感染(食中毒)を予防するポイント
- カキなどの二枚貝は、中心部まで十分に加熱してから食べましょう(湯通し程度の加熱ではウイルスは死滅しません。食品の中心温度85~90℃で90秒以上の加熱が必要です)。
- 生鮮食品(野菜や果物など)は、調理前に流水で十分に洗いましょう。
- 手指や調理器具などの洗浄を徹底しましょう。
参考