令和2年度第3回「高齢者福祉について」
調査概要
地域における高齢者の見守りや介護についての意識などを調査し、今後の施策の参考とするため、高齢者福祉についてのアンケートを行いました。
調査項目
調査結果
設問設問1-1.お住まい(※1)をお答えください。
「石川中央」が74.1%と最も多く、次いで「南加賀」が14.0%、「能登中部」が8.6%であった。
※1:
南加賀(小松市、加賀市、能美市、川北町)、石川中央(金沢市、かほく市、白山市、野々市市、津幡町、内灘町)、能登中部(七尾市、羽咋市、志賀町、宝達志水町、中能登町)、能登北部(輪島市、珠洲市、穴水町、能登町)の4地域に区分して集計
設問1-2.性別をお答えください。
「女性」が59.5%、「男性」が40.5%であった。
設問1-3.年齢をお答えください。
「40~49歳」が28.2%と最も多く、次いで「50~59歳」が22.5%、「39歳以下」が19.4%であった。
設問1-4.同居者についてお答えください。(当てはまるものをすべて選択)
「配偶者・パートナー」が77.3%と最も多く、次いで「子(子の配偶者を含む)」が55.6%、「父母(義理の父母を含む)」が25.7%であった。
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設問2-1.ご自宅から徒歩圏内(15分程度)にあるものについてお答えください。(当てはまるものをすべて選択)
「バス停」が87.2%と最も多く、次いで「コンビニエンスストア」が80.0%、「公民館・小学校・保育園」が77.2%であった。
設問2-2.現在お住まいの地域での生活についてどのように感じていますか。
「まあまあ満足」が55.9%と最も多く、次いで「満足」が30.4%、「やや不満」が10.4%であった。
設問2-3.生活スタイルが大きく変わっても(※2)、現在お住まいの地域で生活したいと思いますか。
「まあまあ思う」が52.2%と最も多く、次いで「とても思う」が24.3%、「あまり思わない」が18.0%であった。
※2:
例えば、高齢で自動車の運転ができなくなるなど、身体の状態によって長距離の移動が難しくなった場合等
設問2-4.設問2-3で「とても思う」又は「まあまあ思う」と答えた理由は何ですか。(当てはまるものを3つまで選択)
「持ち家のため、引っ越しが難しい」が57.2%と最も多く、次いで「必要な店が多く、生活が便利」が49.2%、「住環境に満足している(閑静である、賑やかであるなど)」が42.4%であった。
設問2-5.設問2-3で「あまり思わない」又は「思わない」と答えた理由は何ですか。(当てはまるものを3つまで選択)
「交通の便が悪い」が66.2%と最も多く、次いで「必要な店が少なく、生活が不便」が60.0%、「病院や介護施設が不十分」が39.2%であった。
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設問3-1.あなたと近所(町内会の範囲程度)の人との関係についてお答えください。
「顔を合わせたら挨拶するくらいの交流はある」が46.2%と最も多く、次いで「地域の行事などで近所の人と喋ることはある」が20.7%、「日常的に(概ね週に1回以上は)近所の人と喋っている」が20.5%であった。
設問3-2.設問3-1で「近所の人とはほとんど交流がない」と答えた理由は何ですか。
「交流したいと思わない」が43.5%と最も多く、次いで「生活時間の違いなどにより、交流する機会がもてない」が33.3%、「近所に気の合う人がいない」と「その他」が11.6%であった。
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町内会に加入していないから
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賃貸住まいのため、町内会との関わりがないから
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知り合いがいない土地へ引っ越してきたから
設問3-3.あなたの近所に「見守り等の支援が必要な人」はいますか。
「分からない」が58.5%と最も多く、次いで「いない」が26.4%、「いる」が14.9%であった。
設問3-4.あなたの近所にいる「見守り等の支援が必要な人」についてお答えください。(当てはまるものをすべて選択)
「A~Dに当てはまる人はいない」が88.0%と最も多く、次いで「高齢の親と無職の子(40~60歳代)が同居している」が26.5%、「親の介護と子育てを同時に行っている」が20.5%であった。
設問3-5.設問3-4の選択肢A~Dに当てはまる人に対して、あなたはどのような形で支援ができますか。
「町内会や民生委員等から頼まれたなら、できる範囲で支援する」が40.6%と最も多く、次いで「何もしない(できない)」が34.4%、「市役所・町役場等に相談し、支援につなげる」が19.6%であった。
設問3-6.設問3-5で「何もしない(できない)」と答えた主な理由は何ですか。
「自分の仕事や私生活があるため、時間がとれない」が27.7%と最も多く、次いで「何かしたい気持ちはあるが、何をしたら良いか分からない」が25.7%、「家族・親戚や介護サービス事業者等の機関が必要な支援をすべき」が17.3%であった。
設問3-7.お住まいの地域であなたが取り組んでいる(取り組んだことのある)活動があれば、お答えください。
「災害に備えた訓練」が56.0%と最も多く、次いで「登下校時の児童の見守り」が40.1%、「地域巡回等の防犯活動」が26.7%であった。
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設問4-1.あなたご自身の健康についてお答えください。
「まあまあ健康だ」が68.9%と最も多く、次いで「とても健康だ」が18.7%、「あまり健康でない」が11.5%であった。
設問4-2.あなたがご自身の健康維持のために行っていることがあれば、お答えください。(当てはまるものをすべて選択)
「十分な休養や睡眠」が68.2%と最も多く、次いで「健康診断等の定期的な受診」が65.0%、「栄養バランスの取れた食事」が63.7%であった。
設問4-3.健康を保つためには、バランスの良い食事や適度な運動のほか、生きがいをもつことが大事とされていますが、あなたの生きがいについてお答えください。(当てはまるものを3つまで選択)
「趣味やスポーツなど(一人で行うもの)」が55.4%と最も多く、次いで「子・孫の世話や家事など」が43.2%、「仕事」が32.6%であった。
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設問5-1.あなたやご家族が介護の必要な状態になったとき、家族・親戚以外で、まず誰(どこ)に相談しますか。
「かかりつけ医・病院」が25.5%と最も多く、次いで「市役所・町役場」が23.7%、「地域包括支援センター」が23.0%であった。
設問5-2.地域包括支援センター(※3)を知っていますか。
「どこにあるかも含めて知っている」が30.2%と最も多く、次いで「聞いたことはあるが、どのようなものかは知らない」が28.8%、「聞いたことがない」が21.2%であった。
※3:
保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャー等の専門職員が配置された公的機関で、地域住民の保健・福祉・医療の向上などを総合的に行うもの
設問5-3.あなたが自力で歩けない状態になり、介護を受ける立場になったとき、どこで生活したいですか。
「在宅介護サービスを受けるなどしながら、できる限り自宅で生活したいが、身体の状態によっては老人ホームなどで生活しても良い」が38.5%と最も多く、次いで「家族に負担をかけたくないので、老人ホームなどで生活したい」が25.9%、「在宅介護サービスを受けるなどしながら、最期まで自宅で生活したい」が16.9%であった。
設問5-4.設問5-3で回答したあなたの希望は叶うと思いますか。
「分からない」が48.9%と最も多く、次いで「叶うと思う」が36.3%、「叶わないと思う」が14.8%であった。
設問5-5.設問5-4で「叶わないと思う」又は「分からない」と答えた主な理由は何ですか。
「経済的な問題」が31.1%と最も多く、次いで「家族に介護の負担がかかる」が27.5%、「施設に入所できるかどうか分からない」が23.0%であった。
設問5-6.親御さまが自力で歩けない状態になり、あなたが介護をする立場になったとき、どこで介護したいですか。(又はしたかったですか)
「在宅介護サービスを利用するなどしながら、できる限り自宅で介護したいが、本人の状態によっては老人ホームなどに入所させても良い」が33.5%と最も多く、次いで「できれば老人ホームなどに入所してほしい」が26.1%、「本人が望む場所で介護したい、介護を受けさせたい」が21.2%であった。
設問5-7.設問5-6で回答したあなたの希望は叶うと思いますか。(又は叶いましたか)
「分からない」が46.1%と最も多く、次いで「叶うと思う(叶った)」が43.0%、「叶わないと思う(叶わなかった)」が10.9%であった。
設問5-8.設問5-7で「叶わないと思う(叶わなかった)」又は「分からない」と答えた主な理由は何ですか。
「経済的な問題」が22.4%と最も多く、次いで「介護を受ける本人の希望を知らない」が21.1%、「身体的・精神的に自分で介護できるか不安」が19.7%であった。
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日本では、現在、高齢者の「約7人に1人」が認知症であると言われており、2025年には最大で「約5人に1人」にまで増加すると言われています。認知症は、今や誰もがなりうるものとなっており、できるだけ認知症の発症や進行を遅らせ、認知症になっても暮らしやすい社会をつくるための取組が、より一層重要となってきます。 |
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設問6-1.現在、認知症のご家族(同居していない方も含む)をお持ちの場合、悩みごとや困りごとについてお答えください。(当てはまるものを3つまで選択)
「症状の進行に対する不安」が37.0%と最も多く、次いで「介護が身体的・精神的に大変」が36.5%、「介護が経済的に大変」と「特にない(直接介護に関わっていないなど)」が27.4%であった。
設問6-2.認知症サポーター(※4)を知っていますか。
「知らない」が68.2%と最も多く、次いで「知っているが、自分は認知症サポーターでない」が25.0%、「自分が認知症サポーターである」が5.9%であった。
※4:
認知症サポーター養成講座を受講・修了した者で、認知症に関する正しい知識と理解を持ち、地域や職域において認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けをするもの
設問6-3.ご自身が認知症サポーターになったきっかけについてお答えください。
「勤務先・町内会等で認知症サポーター養成講座を受けた」が63.6%と最も多く、次いで「ボランティアや福祉活動に興味がある(活動している)」が18.2%、「自分や家族等が今後、認知症になった場合に備えて」が12.1%であった。
設問6-4.認知症サポーター養成講座で得た知識を活かせたことはありますか。
「ある」が45.5%と最も多く、次いで「活かせたことはなく、今のところ何かする予定もない」が36.4%、「活かせたことはないが、具体的に何かしたいと思っている」が15.2%であった。
設問6-5.認知症カフェ(※5)を知っていますか。
「知らない」が68.9%と最も多く、次いで「知っているが、参加したことはない」が25.9%、「仕事やボランティアで関わったことがある」が3.2%であった。
※5:
認知症の人やその家族など誰もが気軽に参加できる場で、お茶を飲みながら参加者同士が交流を深めたり、必要に応じて専門家への相談ができるもの
設問6-6.認知症に対する施策として、あなたが特に重要であると思うものをお答えください。(当てはまるものを3つまで選択)
「認知症について気軽に相談できる窓口の設置・拡充」が58.6%と最も多く、次いで「認知症に対応する介護・医療サービスの質の向上」が40.3%、「認知症を早期発見するための地域における体制整備」が33.6%であった。
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