ホーム > 平成25年7月29日梅雨前線豪雨に対する粟津川放水路と赤瀬ダムの治水効果について
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粟津川は沿川に温泉旅館等が密集して建ち並んでいることに配慮しながら、抜本的な
治水対策を行う必要があったため、粟津温泉街を迂回する放水路(トンネル)を設置する
ことにより、地域住民の安全・安心の確保を図ることとし、平成24年3月に完成しました。
平成25年7月29日の梅雨前線豪雨では、昭和56年7月を上回る過去最大規模の雨量を
記録しましたが、粟津川放水路が効果を発揮し、浸水被害は全く発生しませんでした。
普段は温泉街に水を流しますが、出水時には温泉街に水を流さないことで温泉街を守ります。
梯川の洪水調節を目的に昭和54年3月に完成しました。
平成25年7月29日の梅雨前線豪雨では梯川埴田水位観測所(小松市埴田町)において
既往最高水位5.23mを記録しました。
(写真提供:国土交通省金沢河川国道事務所)
この出水で赤瀬ダムが無かった場合、埴田水位観測所で水位がさらに
約20cm上昇していたと推定されます。
この場合、埴田水位観測所での計画高水位(※)を 超え、
堤防からの越水や破堤など危険な状況になっていた可能性があります。
(※)堤防などの設計の基準となる高さで、この地点での想定している最高水位
(注)本検討は概略検討であり、数値等は今後変わることがあります
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