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ホーム > 医療・福祉 > 健康 > 感染症対策 > 手足口病について(警報発令)

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更新日:2024年6月12日

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手足口病について

手足口病警報を発令しました(令和6年6月12日発表)

 石川県感染症発生動向調査における手足口病患者の定点医療機関(小児科29医療機関)あたりの報告数が、令和6年第22週(5月27日~6月2日)で、5.72人、第23週(6月3日~6月9日)で、6.59人となり、警報の基準値(定点当たり5人)を2週連続で上回りました。

 

 手足口病の大きな流行が発生又は継続しつつあることが疑われるため、「手足口病警報」を発令しました。

手足口病の発生状況

石川県の最新の発生状況⇒石川県の感染症発生動向調査(石川県感染症情報センター)

  手足口病

 

手足口病とは

どのような病気ですか?

  • コクサッキーウイルスエンテロウイルスの感染により、口の中手のひら足の裏などに2~3mmの水疱性の発疹が現れる乳幼児に多い感染症です。
  • 主に夏季に流行する感染症ですが、秋から冬にかけても多少の発生が見られます。

 

症状は?

  • 感染してから3日~5日後に、口の中、手のひら、足の裏などに2~3mmの水疱性の発疹が現れます。

     手足口病

          (出展:国立感染症研究所ホームページ「手足口病とは」)(外部リンク)

 

  • 発熱は約1/3に見られますが、38℃以下のことがほとんどであり、高熱が続くことは通常はありません。
  • 通常は、数日間で治癒する予後良好な疾患ですが、まれに髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症を起こすことがあります。
  • 経過観察をしっかりと行い、次のような症状が見られた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。 

  〇高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる

  〇視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう

  〇水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりとしている

 

治療法は?

  • 特別な治療法はなく、患者の症状に合わせた対症療法が中心となります。
  • 口の中に発疹ができると、食事や水分が摂りにくくなるため、柔らかく薄味の食事を工夫し、何よりも水分補給を心がけることが重要です。

 

感染経路は?

 主に飛沫感染接触感染あるいは経口感染によって感染します。(潜伏期間:3~5日)

 

  • 飛沫感染:患者の唾液などに含まれるウイルスが、咳・くしゃみ・会話などにより飛散し、口の中に入ることで感染します。
  • 接触感染:患者が使用したタオルやコップ、触ったドアノブなどを介して手指にウイルスが付着し、その手で口などを触ることで感染します。
  • 経口感染:患者の便中に排泄されたウイルスが、口の中に入ることで感染します。

 

感染を予防するために

 手足口病を予防し、感染を拡げないために、以下について注意しましょう。

 1.流水と石鹸によるこまめな手洗いを心がけましょう。

  • 手足口病の原因ウイルスは、アルコール消毒が効きにくいため、流水と石鹸で、手指に付着したウイルスをしっかりと洗い流すことが重要です。
  • また、ウイルスが体内に入らないように、むやみに口などを触らないようにしましょう。

 2.便などの排泄物を適切に処理することが大切です。

  • 手足口病は、治った後も比較的長い期間(2~4週間)便の中にウイルスが排泄されます。排泄物を適切に処理し、排便後やおむつ交換の後などにしっかりと手を洗いましょう。

 3.手足口病にかかった方との密接な接触は避け、タオル等の共有は避けましょう。

 

 4.十分な睡眠やバランスの良い食事を日頃から心がけ、抵抗力を高めることも大切です。

 

関連情報

 

お問い合わせ

所属課:健康福祉部健康推進課感染症対策室

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1438

ファクス番号:076-225-1444

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