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わが国は、GDPが世界でトップクラスという経済大国です。天然資源が乏しく、国土もさほど広くないわが国が、このように高いレベルの経済活動を維持するためには、貿易が必要不可欠です。
英語では、輸入をIMPORT、輸出をEXPORTと言いますが、どちらもPORT、すなわち“みなと”という単語が入っています。この言葉が示す通り、みなとは古くから世界各国の貿易にとって、大きな役割を果たしてきました。とくに、国土を海で囲まれたわが国では、輸出入品のほとんどすべてが港を経由して世界のいろいろな国々とやりとりされており、港なしでは貿易が成り立たないのです。
多くの輸出入品を扱う港は、貿易の要として、わが国と世界を結んでいます。
日本は、世界のあらゆる地域と貿易を行っており、その貿易量は、一年間で約11億トンにのぼります。この11億トンのうち、じつに99.7%は港湾貨物が占めており、また、貿易額で見ても全体の70%を港湾貨物が占めています。つまり、わが国に輸出入される貨物は、ほとんどすべてが港湾を経由しているのです。世界有数の貿易大国であるわが国にとって、港はまさに貿易拠点といえます。
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