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近年顕著に変形が進行している丸の内園地石垣(数寄屋屋敷西堀縁石垣)保全工事に先立ち、埋蔵文化財確認調査を実施し、適切な遺構保存を図る上で必要な情報を取得する。
調査期間:令和3年5月24日~8月30日
調査面積:240平方メートル
現地指導:令和3年7月2日・7月9日(金沢城調査研究専門委員会委員)、8月2日(金沢城石垣の保存・整備等指導会)
数寄屋屋敷西堀縁石垣の保全工事に伴う法面対策工に先立ち、遺構保存が確実なものとなるよう工事の設計を調整するため、昨年度トレンチ調査で検出した斜面裾部の土留石垣の広がりと斜面上部にある鉢巻石垣基部について確認した。土留石垣は調査区の北端から約20mあたりまでに終息することが確実となり、鉢巻石垣はトレンチ5と7で根石の位置を確認した。また、来年度より着手予定の石垣解体修理に伴う上面遺構調査を実施し、堀縁石垣の昭和53年修理時の掘削範囲を面的に検出した。
近世前期以降、金沢城の中枢部で、明治14年(1881)に焼失するまで存在していた二ノ丸御殿について、埋蔵文化財確認調査を実施し、遺構の位置や内容等を確認することで、復元整備の根拠となる情報を取得し、遺構の確実な保存を図る。
調査期間:令和3年5月17日~12月17日
調査面積:1,600平方メートル
現地指導:令和3年7月2・9日(金沢城調査研究専門委員会委員)
11月18・26・30日、12月1日(金沢城二の丸御殿復元整備専門委員会委員)
現地公開:令和3年12月2日(報道)、4日(一般参加人数:160名)
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