金沢城石垣構築技術等比較研究(20年度)
客員研究員による会議、シンポジウム、客員研究員による伝統技術の個別研究、石垣普請関連の文献・絵図調査、石垣遺構の分類編年に関する研究を行った。
主な成果
- 客員研究員の会議において、研究報告・討論を行った。
- シンポジウム「江戸城と金沢城の御殿」を平成21年1月10日(土曜日)、石川県文教会館ホールで実施し、基調講演(講師:昭和女子大学前学長 平井聖氏)、報告(講師:金沢美術工芸大学教授 太田昌子氏、熊本大学教授 伊東龍一氏)及びパネルディスカッションを行った。参加者は約400名。
- 伝統技術の個別研究で、市川研究員、楠研究員、白峰研究員の研究成果を 『金沢城研究』第7号に収載した。
- 石垣普請関連の文献・絵図調査では、叡山文庫において石垣構築に携わった穴太関係等の史料を、山口県文書館では毛利家の石垣構築に関わる史料を調査した。
- 遺構調査は、江戸城跡(5月31日・6月1日)、高松城跡・大坂城石切丁場(小豆島)(7月25・26日)、岡山城・津山城(11月15・16日)、伊予松山城跡(1月25日)、伏見城跡(1月27日)を対象に共同調査を実施し、石垣構築技術の普遍的特徴と地域性について認識を深めた。
<- 平成19年度の成果 平成21年度の成果 ->