石垣の基礎的調査(14~20年度)
金沢城に残る石垣は、時代的にみても、積み方からみても、たいへん多様性に富むので、「石垣の博物館」と形容されている。城内石垣の来歴や現況を詳細に調べ、個々の石垣の積み方や石材加工技術について分析し、石垣を通して金沢城の変遷や特徴を解明している。(金沢城の石垣整備年代図)
- 平成14年度は、主に本丸・東ノ丸周辺の石垣について調査した。
- 平成15年度は、主に本丸・東ノ丸周辺の石垣について、積み方・石材加工等の詳細観察調査を行った。
- 平成16年度は、本丸周辺の文禄~慶長期(1592~1615)石垣について、目視による詳細調査を行った。主に隅角部を対象に、石材一つ一つの加工状況等について調査を実施し、石材詳細図を作成した。
- 平成17年度は、主として本丸丑寅櫓周辺の文禄期(1592~1596)石垣について、目視による詳細調査を行った。主に隅角部を対象に、石材の加工状況等について調査を実施し、石材詳細図を作成した。
- 平成18年度は、本丸丑寅櫓周辺、三ノ丸北東、三ノ丸北の石垣等について、目視による詳細調査を行った。
- 平成19・20年度は、本丸周辺、三ノ丸北東、三ノ丸北の石垣等について、目視による詳細調査を行った。