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更新日:2025年9月22日

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農村ボランティア体験記 その1(宝達志水町森里の会)

普段はインドアで、体力には専ら自信のない里山振興室Tが、農村ボランティアに初めて参加してきたので、誰かの参加のきっかけになればと思い、感想を書かせていただきます。

作業開始まで

7月2日、前夜の雨で若干じめっとした猛暑の中、普段では考えられない早起きをして、金沢市から宝達志水町に向かいました。

集合場所の公民館へ到着すると、のどかな田畑の風景が広がっていて、それだけで癒されました。

初めての参加だったので、集合時間よりも早めに集合場所へ到着。

私のような若者が農村ボランティアに参加することは少ないようで、集合場所に到着するなり、ベテランのボランティアさんに声をかけていただきました。初心者で参加の私は、刈払機は使えないので、一般的な手鎌を持参していたのですが、ベテランさんが柄の長い手鎌を貸してくださるということで、早速使い方を教えてくださいました。

scythe0

普通の手鎌はしゃがんで作業をするのが基本ですが、柄の長い鎌の場合は、ちょっとかがんだ姿勢で作業ができて、慣れてくると背の高い草もサッと払えば刈れて気持ちいいとのこと…。

その後、参加者が揃ってから、それぞれの作業場所に移動して作業を進めることになりました。

草刈り開始!

​​​​​​私たちが任せられたのは、市道の角の脇の一角の草を綺麗にすることでした。最後に草刈りしたのはいつだろう…?と思うくらい背の高い草が生い茂っていて、限られた時間の中で自分達に仕上げられるのか不安でした。

早速、私も柄の長い鎌で習ったとおりにやってみようとしますが、そもそもどこに足を踏み入れれば良いか分からないほど草が生えていて、思ったほど気持ちよく草が刈れず四苦八苦していると、先ほどのベテランさんが実践講習をしてくれました。

やはり経験者のレベルは違います。刈った草を綺麗によけて足場の確保をすること、草の生えている方向をよく見て鎌を入れること、鎌を引っ張るのではなくて払うイメージ…といったことを教えてもらい、気を付けながらやっていくうちに慣れて上達している気がしました。

刈れるようになったのが嬉しくて、気づいたら、その後1時間程、黙々と草刈りに集中していました。確かに気持ちよく草が刈れました・・・!

scythe1

初めての参加で草刈りに慣れていない方は、ぜひベテランさんを頼ってみてほしいです☺ちょっとの工夫で草刈りが楽しく感じられるようになるのではないかなと思います!

草刈りがひと段落すると、スコップを使って刈った草と、道の脇に溜まっている泥をあげる作業をして(湿った泥をあげると、ミミズ、ダンゴムシ、etc…が大量に出てきてちょっとびっくり)、最後にほうきで道を綺麗に掃いて作業は終了でした。

作業を終えて

正直、この猛暑の中で3時間の草刈り作業は決して楽ではなく、細かく休憩することが大事でした。人口減少して高齢化が進んだ地域で、残った地域の皆さまだけで整備しなければならないというのは、本当に苦労するだろうなと実感しました。

特に能登地域では地震や豪雨の影響もあり、避難等で人口が急激に減少している地域も多いようなので、地域住民が元の生活に戻って来られるまでの間、私たちが少しでも協力して綺麗な状態を維持していければなと思いました!

草刈り自体の感想としては、何より、ボーボーだった草がなくなって、道路の視界がとてもよくなっていて、自分がやったんだ…という達成感が大きかったことと、ありきたりですが、微力ながら地域社会に貢献できたのかなということに喜びを感じました。

また、日々、会社と自宅との往復で、土日もカフェや買い物に出かけるくらいの日常を繰り返すだけの生活を送っていましたが、たまには外に出て、自然と触れ合って、思いっきり汗をかくことで、ストレスも発散されて活力が湧いてきたように思います。ついでに運動不足の解消にもなりますし、夜も快眠でした…!

なんとこの日はお昼ご飯付き!

私たちが参加した回は、作業後に昼食を用意いただけるとのことで、集合場所の公民館へ戻る道中、小松市から参加されているのボランティアリピーターの女性と話をすると、「ここに来るだけでこの景色に癒される~」「何も考えず黙々と草刈に集中する時間が好きで…」とおっしゃっていました。作業を経験した今、その言葉にとても共感でき、大きくうなずきました。

公民館に戻ると冷房の効いた部屋に、地域の婦人会の女性が昼食を準備してくださっていました。

lunch

釜で炊いたお米のおにぎり、しいたけでだしからとったそうめん、、、普段自分ではそこまでこだわれない手料理の数々が、作業後の体にとても沁みて本当に美味しかったです。また、一緒に作業をした方々や、地域の方と一緒に話をしながら食事をする時間は楽しく、「若いもんは作業早いね~」「若いもんが来てくれると嬉しいわ~」と言っていただけてとてもとても嬉しかったです!

慣れない作業なので、参加するまでは不安な気持ちもあると思いますが、普段味わえない貴重な経験になるはずです。ぜひ興味のある地域や、応援したい地域の農村ボランティアに参加してみてください!

最後にこれから初めて参加する方へのアドバイス

慣れない作業なので、参加するまでは不安な気持ちもあると思いますが、普段味わえない貴重な経験になるはずです。ぜひ興味のある地域や、応援したい地域の農村ボランティアに参加してみてください!

猛暑の中での作業でしたので、つばの大きい帽子、日焼け止め、タオル、飲み物は必須でした!あと、鋭い葉の雑草を刈ったり、虫もいたりしますので、服装は長袖長ズボン+長靴も必須です!虫よけグッズも忘れずに・・・

草刈りしていると無我夢中で進んで行ってしまうので、適度な休憩も大事ですよ!

お問い合わせ

所属課:農林水産部里山振興室 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1631

ファクス番号:076-225-1618

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