ホーム > しごと・産業 > 農業・畜産業 > 農業体験・人材確保・育成 > いしかわ農村ボランティア > 平成23年度いしかわ農村ボランティア活動報告_小牧
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受け入れ隊である「小牧壮年団」のボランティア受入れ活動が開催され、竹林の伐採と棚田の害虫退治作業を農村役立ち隊の皆さんと協働で行いました。
農村役立ち隊員3名、受け入れ隊8名が現地集合です。 当日は、晴れでした。
開会式です。小牧壮年団より挨拶です。
当日は、「能登の里山里海」が世界農業遺産に登録された大変めでたい日でした。
開会式が終わり、虫送りに燃やす竹の説明です。
青竹ではなく、時間のたった竹で作っています。20キロほどの重さがあります。
役立ち隊も持てるかチャレンジしてみました。
説明の後、竹林へ移動して作業開始です。散らばっている竹を運び、垂れ下がる竹を根本から切り落としていきます。
こんな作業もなかなか経験できません。
人数は少ないですが、竹を切り倒しては、運搬を繰り返します。切った竹の重いものは二人がかりで運びました。
約1時間程度で、うっそうと竹で覆われていた現地付近は綺麗になりました。
皆さん、少人数の中お疲れ様でした。
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作業場まで運びます。
一休憩して、次は虫送りに使う松明づくりです。
まずは受け入れ隊がお手本を見せます。 適度な長さに切って、灯油を中に入れて布きれをねじり込みます。
次に、役立ち隊が作業します。
やっぱり手作りがいいですね。そして、難なく作業は進み、松明は完成しました。
夜の虫送りが楽しみになりました。
虫送りが始まるまで、集落からの民俗行事の紹介イベントがありました。
お隣の虫送りを同時に行う外(そで)集落から外雷(そでいかづち)太鼓の披露です。
それと、小牧の祭鉦太鼓の体験会です。祭りの間鳴らします。
石川県立大学「あぐり」のメンバーの方が積極的に体験されておりました。
そして、いよいよあたりも暗くなって虫送りが始まりました。
松明に火がつけられ、役立ち隊、あぐり、集落の方々、皆さん準備万全です。
そして、虫送りは始まりました。
小牧集落の棚田周りを皆さんで「どろ~むし~や~、でて~け~」と合唱しながらぞろぞろ歩きます。
時々、あるお父さんが「はいはい、出て行きますよ。」とつぶやいています。
幻想的な雰囲気の中でみんなの心は1つになります。
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コースの半分ほどを過ぎると、お隣の外集落と出会い、合流です。明かりの数は最大になります。
七尾市中島町西岸の小牧・外の両地区で、同日に行われる虫送りは、「出会いの虫送り」と言われ、
藩政期から続いているようで、途中で待ち合わせて出会う虫送りは大変珍しいそうです。
綺麗ですね~
そして、1時間ほどでゴールが近づいてきました。
ゴールでは、太鼓が鳴り響いていました。
そして、ゴール後、受け入れ隊から、感謝の言葉が述べられました。
役立ち隊も受け入れ隊も大変満足されたようです。
皆さん、大変おつかれさまでした~
最後にこの日、能登の里山里海が世界農業遺産に登録されましたが、
この美しい棚田を持つ小牧集落が、地域の若い力と都市の若い力がうまく融合して地域がさらに盛り上がっていけばいいですね~
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