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大水門、取入口隧道:明治34年(1901)
富樫用水取入口水門:明治36年頃(1903)
手取川七ヶ用水土地改良区、国(農林水産省)所有
白山市白山町レほか
重要文化財 令和5年9月25日指定
七ヶ用水は手取川を水源とする近世以来の富樫、郷、中村、山島、大慶寺、中島、新砂川の7つの用水である。氾濫と水論が絶えなかった手取川の状況を改善するため、各所に散在する用水取水口を統合する合口(ごうぐち)化工事が石川県によって進められ、明治31年(1898)に起工し、同36年(1903)に竣工した。大水門と取入口隧道、下流の富樫用水取入口水門が建設当時の姿を今に伝えている。
以上の手取川七ヶ用水取水施設は、農業水利施設の近代化の過程において各地に建設された合口取水施設の中で、現存する最古のものであり、明治後期を代表する農業用水施設として重要である。
白山社本殿:万治4年(1661)
経蔵:寛保3年(1743)
三樹松関:享和3年頃(1803)
放光堂:文化6年(1809)
慈雲閣観音堂:文化8年(1811)
伝燈院御霊屋:文政5年(1822)
裏門:文政6年(1823)
白山蔵:江戸後期頃
大祖堂、仏殿、伝燈院唐門:大正2年(1913)
鐘鼓楼、慧心廊:大正2年頃(1913)
回廊、玄風廊:大正13年頃(1924)
山門:昭和6年(1931)
宗教法人大本山總持寺祖院 所有
輪島市門前町門前
重要文化財 令和6年12月9日指定
總持寺祖院は、明治期、神奈川県横浜市に移転した大本山總持寺の跡地に別院として再興した寺院である。近世以来の配置に基づく伽藍には、雄壮かつ装飾性に富む大祖堂や意匠に優れた本格的な二重門の山門に加え、近世大本山寺院の隆盛を示す経蔵など、近世と近代の諸堂が建ち並ぶ。再興以来110年を超えて維持された別院の境内景観を現在に伝えており、価値が高い。
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