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嘉永元年(1848年)
石川県 金沢市丸の内71-18
重要文化財 平成20年6月9日指定
金沢城土蔵は、金沢城本丸の北側に、嘉永元年(1848年)に建築された大型土蔵で、鶴丸倉庫とも呼ばれている。
土蔵造2階建、切妻造(きりつまづくり)、桟瓦葺で、もとは武具蔵として建てられ、加賀藩大工山本勝左衛門が普請を手がけた。
金沢城土蔵は、広大な内部空間を有し、腰の石張など金沢城の土蔵に特徴的な技法も併せ持っている。また城郭内に現存する近世の土蔵として希少な遺構であるとともに、武具蔵という用途が明らかで、なおかつ、その機能に則した造作がみられる点においても、高い価値が認められる。
主屋、背戸蔵:天保年間(1830-1843)
新座敷、新蔵:大正4年(1915)
個人 加賀市橋立町ウ159-1
重要文化財 平成21年6月30日指定
加賀橋立伝統的建造物群保存地区内に所在する北前船の船主の住宅で、天保年間(1830-1843)に建てられたとみられる主屋の周辺に新座敷や土蔵が建つ。
忠谷家住宅の主屋は、橋立集落における住居形態の展開を知るうえで重要な住宅である。
また新座敷などの附属屋も良好に保存されており、船主住宅の屋敷構えをよく伝える点でも価値が高い。
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