ホーム > 連絡先一覧 > 白山自然保護センター > 市ノ瀬ビジターセンター > 市ノ瀬ビジターセンター自然情報(令和元年5月16日~31日)
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鳴き声は日々大きくなり、園地に入るとその声に全身包まれるような感覚になります。エゾハルゼミの姿を見つけるのはなかなか難しいのですが、木の根元近くや背丈の低い草の葉に、小さな抜け殻を見つけられるかもしれません。
セミの抜け殻(令和元年5月19日)
植物を蒸し焼きにして作る観賞用の炭、花炭(飾り炭とも言います)を作る体験会が、5月19日に市ノ瀬で開かれました。最初に「炭」についてのレクチャーを受けたあと、さっそく野営場に出て作業開始。「植物ならばなんでも炭になる!」との事で、皆思い思いに花や木の実、葉を仕込み、待つこと約3時間…見事な花炭が完成しました。ここ市ノ瀬でも昭和初期頃炭焼きがさかんとなり、岩屋俣谷園地に炭焼き釜の跡が残っています。今では生活燃料としてほとんど使われない「炭」ですが、この日はちょっと身近に感じることができました。
火起こしが大変(令和元年5月19日)
材料をセット(令和元年5月19日)
蒸し焼き中(令和元年5月19日)
炭焼きの勉強もしました(令和元年5月19日)
ハスの実とアメリカフウの実(令和元年5月19日)
アテの葉とニセアカシアの花(令和元年5月19日)
ホオズキも炭に(令和元年5月19日)
市ノ瀬周辺の木の洞でオオコノハズクが抱卵し始め、見守っていました。しかし26日の朝、親鳥の姿は見えなくなり、洞には割れた卵のかけらが残されていました。どうやら外敵に襲われたのか??残念ながらヒナの誕生をみることはできませんでした。 詳しい場所は保護のため非公開とさせていただきます。
オオコノハズク抱卵中(令和元年5月25日)
割れた卵(令和元年5月26日)
花 | ケナシヤブテマリ、タニウツギ、クルマムグラ、フジ、マムシグサ、ミズキ、タンナサワフタギ、ツリバナ、コマユミ、コケイラン、ホウチャクソウ、サワハコベ、クマイチゴ、ツクバネソウ、タニギキョウ、ホオノキ、ナナカマド、トチノキ、ミツバアケビ、シャク、ツボスミレ、ウリハダカエデ、ニホンタンポポ、フデリンドウ、ニワトコ、キランソウ、カキドオシ、ラショウモンカズラなど |
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昆虫類 | シロシタホタルガ(幼虫)、オトシブミ、ウスバシロチョウ、エゾハルゼミ、ビロードツリアブ、ベニシジミ、スジグロシロチョウなど |
両生類・爬虫類 | クロサンショウウオ(幼生) |
鳥類 | カケス、オオアカゲラ、オオコノハズク、キセキレイ、オオルリなど |
哺乳類 |
カエデの実生(令和元年5月19日)
ミズナラの実生(令和元年5月19日)
ムラサキヤシオ(令和元年5月19日)
トチノキの花(令和元年5月19日)
ユキザサ(令和元年5月19日)
フデリンドウ(令和元年5月19日)
クロサンショウウオの幼生(令和元年5月30日)
6月に入るとニセアカシアの花が咲き始め、辺りに甘い香りが漂います。園地の木々の葉は更に大きく広がり、まるで散策路にかかるアーケードのよう…日差しや雨から守ってくれるので、快適に散策を楽しむことができます。
土日祝日は、ボランティアによるネイチャーガイドを実施しています。一緒に森林浴にでかけませんか♪(申込不要・無料)
小さな発見(令和元年5月19日)
緑の中へ(令和元年5月19日)
河原で涼む(令和元年5月19日)
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