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更新日:2022年10月1日

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PCBとは

    ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、主に油状の物質で絶縁性、不燃性などの特性によりトランスやコンデンサーなどの電気機器を始めとして幅広い用途で利用されていましたが、昭和43年カネミ油症事件が発生するなど、その毒性(人の健康・環境への有害性)が社会問題化し、国内では昭和47年以降その製造が行われていません。

    PCBは、脂肪に溶けやすいという性質から、慢性的な摂取により体内に徐々に蓄積し、様々な症状を引き起こすことが報告されています。     一般的に、PCBによる中毒症状としては、目やに、爪や口腔粘膜の色素沈着、ざ瘡様皮疹(塩素ニキビ)、爪の変形、まぶたや関節の腫れなどが報告されています。

    国内では、昭和47年までに約54,000tのPCBが使用されており、電気機器用の絶縁油、各種工業における加熱並びに冷却用の熱媒体及び感圧複写紙など、様々な用途に利用されていました。

PCBを含む電気機器について(PDF:271KB)

 

用途 

製品例・使用場所
絶縁油 変圧器用 ビル・病院・鉄道車両・船舶等の変圧器

コンデンサー用 

蛍光灯の安定器・白黒テレビ・電子レンジ等の家電用コンデンサー、直流用コンデンサー、蓄電用コンデンサー

熱媒体

(加熱用、冷却用)

各種化学工業・食品工業・合成樹脂工業等の諸工業における加熱と冷却、船舶の燃料用予熱、集中暖房、パネルヒーター
潤滑油  高温用潤滑油、油圧オイル、真空ポンプ油、切削油、極圧添加剤

可塑剤

絶縁用

電線の被覆・絶縁テープ

     難燃用     

ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂

その他 

ニス、ワックス・アスファルトに混合

感圧複写紙

塗料・印刷インキ 

ノンカーボン紙(溶媒)、電子式複写紙

印刷インキ、難燃性塗料、耐食性塗料、耐薬品性塗料、耐水性塗料

その他

紙等のコーティング、自動車のシーラント、陶器ガラス器の彩色、農薬の効力延長剤

それぞれの機器にPCBが含まれているか否かについては、機器の銘板に載っている型式や製造年月をもとに各メーカーにお問い合わせください。

 

 

お問い合わせ

所属課:生活環境部資源循環推進課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1474

ファクス番号:076-225-1473

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