石川県では、非常に厳しい財政状況の中、これまで職員数削減をはじめとする行財政改革に積極的に取り組んできました。その結果、平成24年度から基金の取り崩しに頼らない財政運営を実現し、令和元年度において8年連続で収支均衡を達成する見込みとなりました。
一方で、今後は、高齢化の進展による社会保障関係経費の増加に加え、北陸新幹線県内全線開業といった将来のコスト増に備えるとともに、ますます多様化する県民ニーズに的確に対応し、従来にも増して県民が実感できるより質の高い行政サービスを提供していく必要があります。
今後の行政運営にあたっては、こうした課題に対応するべく、引き続き、行政コストの縮減に努めるとともに、限られた資源(ヒト・モノ・カネ等)を最大限活用し、より効率的・効果的な行政運営に向けた質の改革に不断に取り組むことが重要です。
こうしたことから、今後の行財政運営の理念や方針、具体的な取組を明示する新たな指針として「行政経営プログラム2020」を策定しました。
本プログラムの策定にあたり、ご尽力いただきました関係の皆様に改めて感謝申し上げます。
今後は、本プログラムを拠り所とし、より質の高い県民本位の行政サービスの提供に向け、不断に改革を進めてまいりますので、県民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
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