議案説明要旨（平成23年第4回県議会定例会） - 平成23年9月7日 - 3「個性を活かした文化と学術の地域づくり」について

◎ 9月補正予算の編成について

3「個性を活かした文化と学術の地域づくり」について

第三は、「個性を活かした文化と学術の地域づくり」についてであります。

金沢城公園の整備につきましては、現在、橋爪門の復元と玉泉院丸跡の暫定供用に向けた調査・設計に取り組んでいるところでありますが、橋爪門については、平成二十六年度末の完成を目指し、今年度末に工事に着手すべく、今回、所要の予算を計上しております。これまでの復元施設と同様に高い評価が得られるよう、引き続き、史実に沿った復元整備に取り組んでまいります。

また、玉泉院丸跡については、先行して整備を進めていた入口部の広場と石垣の修景整備を本年七月までに終え、周辺の回遊性や魅力の向上が図られたところでありますが、引き続き、整備基本計画に基づき、庭園遺構の調査や暫定供用に向けた休憩所等の基本設計を進めてまいります。

本年は、本県と韓国全羅北道との友好交流に関する合意書締結十周年にあたります。先般、全羅北道より記念訪問団の派遣要請があり、今後の更なる交流拡大を図るため、来月中旬に、県議会や関係団体の皆様とともに私も韓国を訪問することといたしました。

その際、歴史博物館と姉妹館交流を行っている全州博物館において、交流特別展を開催するなど、各種記念事業を通じて相互の交流を深めると同時に、本県ゆかりの方を石川県観光親善大使として委嘱するほか、この機会を活用し、釜山市及びソウル市内において海運会社や航空会社を訪問し、貨物定期航路や小松・ソウル便の利用促進を図ってまいりたいと考えております。

 

以上

●目次に戻る ●前へ戻る ●次へ進む