議案説明要旨（平成23年第3回県議会定例会） - 平成23年6月14日 - 3.防災体制の充実強化について

◎6月補正予算の編成について

3.防災体制の充実強化について

次に、防災体制の充実強化についてであります。

先月二十五日に開催した石川県防災会議において、新たに常設の震災対策部会を設置し、東日本大震災を踏まえた本県の地震・津波対策の強化を総合的に検討することとしたところであり、早期に第一回目の部会を開催したいと考えております。

国においては、先般、中央防災会議の下に専門調査会を設置し、防災基本計画の見直しに着手したところであり、県としても、この部会において、防災・地震・津波の学識経験者に加え、医療・建築等の専門家からも幅広いご意見を伺いながら、国の検討状況と整合を図りつつ並行して検討を進め、地域防災計画の見直しに反映させてまいります。

また、今回の大震災では、想定を超える大津波が発生して甚大な被害が広範囲にわたり発生したことを踏まえ、この度、津波浸水想定調査を実施し、想定される地震や津波の規模の再検討を行った上で、より詳細な津波浸水想定区域図を作成することといたしました。併せて、各市町において、住民の迅速・的確な避難に繋がる津波ハザードマップが早急に整備されるよう、市町との連絡会議等を通じて技術的支援を行ってまいります。

さらに、津波に関する県民意識の向上を図るため、新たに金沢市と輪島市でフォーラムを開催することとしているところであり、これらの防災対策の充実強化に全庁挙げて取り組んでまいる所存であります。

以上が、今回の補正予算の大要でありまして、一般会計補正総額は三億九千三百万円余、現計予算とあわせて五千六十二億五千百万円余となるものであり、財源としては、国庫支出金二千万円余、繰入金一億九千百万円余などを充てております。また、特別会計につきましては、育英資金特別会計及び水道用水供給事業会計で所要の補正をいたしております。

 

以上

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