ホーム > 観光・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 文化財 > 石川の文化財 > 無形文化財・工芸技術(国指定) > 木工芸(川北良造)
ここから本文です。
重要無形文化財 「木工芸」 保持者
川北 良造(かわぎた りょうぞう) 加賀市山中温泉
〔ろくろ挽き仕上げ作業〕
〔欅造盛器 (けやきづくりもりき)〕
平成6年6月27日認定
豊富な樹相に恵まれた我が国の木工芸は、弥生時代の鉄製工具の普及、古墳時代以後の大陸からの技術者の渡来等によって急速に発展し、正倉院の木工品は現代の木工芸にも大きな影響を与えている。その後、我が国特有の素材を生かした和風化が進み、明治時代以後は、木工芸の各分野に名匠が現れ、我が国の工芸の重要な一部門と認められるようになった。
同人は、父・川北浩一に帥事して、木材を轆轤(ろくろ)で回転させながら刃物で椀・鉢・盆等の丸い器物を削り出す木工挽物技法を習得、更に、後の重要無形文化財「木工芸」保持者氷見與三治(雅号 氷見晃堂)に師事して研究を重ね、伝統的な挽物技法を高度に体得した。同人は、欅を中心に桑・楓・黒柿・栃等各種の素材の特色を生かし、伝統的な筋挽きや各種の象嵌技法に独自の工夫を加え、その堅実な技法を駆使して現代感覚に溢れる清新な優品を発表している。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す