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重要無形文化財 「友禅」保持者
二塚 長生(ふたつか おさお) 金沢市
〔糸目米糊作業〕
〔友禅着物「十五夜」〕
平成22年9月6日認定
友禅は江戸時代中期に大成された絵模様染で、その特徴は、防染糊による自由な描線と、華麗な色彩の効果にある。 友禅は、その主産地であった京都をはじめ、金沢、東京等に発達し、今日においても、我が国の服飾における華やかな面を代表する染織技法としての地位を占めている。
二塚長生は、富山県に生まれ、金沢市内の加賀友禅工房で伝統的な友禅の技法を修得し、昭和49年独立。以来、技の練磨に努めて伝統的な友禅技法を高度に体得するとともに、技法・表現上の研究を重ねて芸術性の高い独自の作風を確立した。
友禅の糊置き技法の中でも、江戸時代中期に流行した、糸目糊置きのみによって模様を白く表す「白上げ」と呼ばれる技法を駆使し、水や風等の自然の動きを抽象的に表現する。その伝統的な技法を踏まえつつ、斬新でダイナミックな作風は、高い評価を得ている。
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