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更新日:2023年6月8日

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8.土砂災害対策アクションプログラム

    【経緯】

   ・平成26年の広島市や本県羽咋市での土砂災害を受けて、平成27年に土砂災害から住民の生命を守るための具体策をとりまとめた土砂災害対策アクションプログラムを策定し、鋭意取り組んできました。

   ・これまでの施策の検証や近年の災害をふまえた全国の課題により、地域の実情に応じた自助・共助による防災行動の促進を通じて、これまでよりも大きな防災力を生み出し、避難の実効性をさらに高めていけるよう、土砂災害対策アクションプログラムを令和2年5月に改定しました。

    土砂災害アクションプログラムの主な取り組みをご紹介します。

1 地区の防災意識向上2 要配慮者に対する避難支援の強化3 迅速でわかりやすい情報発信(的確な情報の共有)

4 行政の連携・警戒体制の強化5 砂防施設等の設備

1 地区の防災意識向上

地区の防災意識向上プログラムの実施(土砂災害に関するわがまち避難計画の作成)

    地区の防災意識向上プログラム(防災講習会の実施、防災マップ作成、避難訓練、わがまち避難計画作成という一連の取り組み)を住民自らが行うことによって、避難判断の重要性とそのタイミング等を認識する手助けになります。また、身近にあった土砂災害を防災マップに記載することにより、風化させることなく次世代に伝えることができます。平成29年度からは土砂災害警戒区域を有する全17市町で各1地区実施しています。

    わがまち避難計画 とは、土砂災害から地区全体を守るための行動計画であり、将来、地区が自立的に地区防災計画を作成する際の一助となるものです。下部より、わがまち避難計画の作成手順書、作成様式をダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

      わがまち避難計画作成手順書(PDF:9,678KB)

      わがまち避難計画作成様式(ワード:222KB)

防災講習会

防災講習会の様子 

地区の防災マップの作成状況

 地区の防災マップを作成している様子  

防災マップ作成例

 防災マップの作成例です。危険な箇所や避難場所などが記入されています。

避難訓練の実施状況

避難訓練の様子

 

地域における共助に関するリーフレット

 土砂災害は、突然発生し、県や市町が行う「公共」には限界があるため、地域の皆様で助け合う「共助」が大変重要です。

そこで、皆様が主体となって地域の防災力を高めていただけるよう、県や各市町が支援する活動を紹介するリーフレットを作成しました。「地域の防災について取り組みたいけど、何から始めたらいいのかわからない」という方は、ぜひ一度ご覧ください。

みんなですすめる地域の避難計画(PDF:16,274KB)

 土砂災害に関する学習資料の提供

  土砂災害に関する情報共有と意識の向上を図ることを目的に学習資料を掲載しています。地区での勉強会などにご活用ください。また、県政出前講座として砂防課の職員が、皆さまの会合や勉強会などへお伺いすることも可能ですのでご希望の方は県政出前講座のページよりお申し込みください。

(1)学習資料を使用する前に - みんなで防ごう土砂災害 

    土砂災害とは何か?安全に避難するための準備・心構え

資料(SABOアイ提供)(外部リンク)

(2)土砂災害に関する学習資料 - 土砂災害から身を守るために 

スライド資料(PDF:14,377KB)

【参考1】水害・土砂災害から『命』を守るために(県河川課・砂防課提供)(PDF:4,007KB)

【参考2】新たな避難情報に関するチラシ(内閣府提供)(PDF:547KB)

(3)土砂災害に関する学習資料:児童版 - ~Saboキッズスクール~ Sabo(さぼう)って何? 

スライド資料(PDF:8,329KB)

(4)土砂災害に関する学習資料:動画

~Saboキッズスクール~ 土砂災害から身を守るために (小学生向け) (外部サイト「You Tube」:17分04秒)(外部リンク)

学ぼう土砂災害 ~守ろう大切な命~ (小学校高学年~中学生向け) (外部サイト「You Tube」:18分29秒)(外部リンク)

※使用上の注意

運用ポリシーをご確認の上、ご利用ください。

(5)資料で使用している動画

 土砂災害広報センターHPにて(外部リンク)

※使用上の注意

・用途外の使用や営利を目的とした使用を禁止します。

2 要配慮者に対する避難支援の強化

 要配慮者利用施設における避難確保計画作成について

    平成29年の土砂災害防止法の改正により、市町地域防災計画に記載された土砂災害警戒区域内に立地している要配慮者利用施設の管理者等に、避難確保計画の作成・避難訓練の実施が義務づけられました。

    避難確保計画には、災害発生時の利用者の円滑かつ迅速な避難の確保を図るために必要な項目を記載する必要があります。

    県では、避難確保計画の作成・避難訓練の実施を支援するため、避難確保計画ガイドライン・避難訓練シナリオを作成しました。下部よりダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

避難確保計画

      避難確保計画ガイドライン(石川県版)(PDF:4,265KB)

      避難確保計画様式・作成例(社会福祉施設)(エクセル:1,654KB)

      避難確保計画様式・作成例(学校)(エクセル:1,722KB)

      避難確保計画様式・作成例(医療施設)(エクセル:1,723KB)

避難訓練シナリオ

      避難訓練シナリオ作成のための解説書(要配慮者利用施設版)(PDF:1,106KB)

      避難訓練シナリオ様式・作成例(要配慮者利用施設版)(エクセル:38KB)

      避難訓練シナリオ作成のための解説書(地域版)(PDF:1,085KB)

      避難訓練シナリオ様式・作成例(地域版)(エクセル:35KB)

要配慮者利用施設管理者に対する説明会の開催について

    市町地域防災計画に記載された土砂災害警戒区域内に立地している要配慮者利用施設(小・中・高等学校を除く)の管理者を対象に、土砂災害防止法により義務化された避難確保計画、避難訓練実施の参考となるよう土砂災害に関する説明会を実施しております。(県内の5箇所にて実施)

説明会の様子

要配慮者利用施設管理者に向けた説明会の様子

    また、上記の要配慮者利用施設に対し、砂防ボランティア協会や県・市町の職員で構成された「砂防サポート隊」が施設を訪問し、土砂災害に対する安全対策等についてアドバイスを行っています。

砂防サポート隊訪問の様子

砂防サポート隊実施の様子

小学校出前講座について

    砂防課では、幼いころからの土砂災害に対する知識、災害対応能力を養すること、また家庭内での会話を通じて家族が全員で土砂災害の認識を深め、将来にわたり地区の防災レベル向上につなげることを期待して、小学校出前講座を実施しています。
平成25年度に土砂災害警戒区域数が最も多い輪島市の鳳至小学校で試験的に実施し、好評であったことから、平成26年度より石川県全域に範囲を広げ実施しています。

 小学校出前講座実施の様子

小学校出前講座

 

3 迅速でわかりやすい情報発信(的確な情報の共有)

    土石流・地すべり・がけ崩れ等の土砂災害から人命を守るためには、的確な情報伝達により、早期の避難が可能となるような警戒・避難体制の整備・充実が必要不可欠です。

    このため、情報基盤整備事業により、土砂災害情報システム(SABOアイ)を整備しました。このシステムにより雨量、土砂災害危険度、避難場所等の情報を市町や県民に提供することにより、土砂災害に対する警戒避難活動を支援します。

 土砂災害の緊急速報メール

砂防課では、土砂災害警戒情報の発表とともに、緊急速報メールにより、県民に土砂災害の危険が高まっている情報をお伝えします。

平成27年9月15日より、土砂災害の緊急速報メールを始めました。

  緊急速報メールとは、生命に係わる緊急性の高い情報を、特定のエリアの対応端末に配信するものです。

 土砂災害警戒情報が発表された市町に滞在しているすべての方へ危険区域周辺の地区名を緊急速報メールとして一斉送信します。

    土砂災害の緊急速報メールに関する資料はこちらからダウンロードできます。

    土砂災害の緊急速報メールに関するお知らせ(PDF:1,044KB)

 

    土砂災害の緊急速報メールの注意事項(PDF:288KB)

 

    緊急速報メールに記載する校下(区)名または地区名と字名(住所)の関係(PDF:683KB)

石川県土砂災害情報システム(SABOアイ)

↓クリックすると土砂災害警戒区域を確認できます。
土砂災害情報システム(SABOアイ)

 

  • 土砂災害警戒区域の確認方法

「石川県土砂災害情報システム(SABOアイ)TOPページ」の左側の石川県の地図から、確認したいエリアをクリックしてください。「土砂災害情報マップ」ウィンドウが表示されます。

              ・TOP画面

 SABOアイトップページ画面

        土砂災害情報マップは事前情報や、緊急情報を地図上で確認できます。左側の情報一覧から、確認したい情報を選択すると

          右側の地図上に表示されます。

以下の操作で、確認したいエリアの土砂災害警戒区域を確認できます。

        1. 土砂災害警戒区域をチェックする

        2. マウスで地図を移動・拡大縮小し、閲覧したい位置に合わせる

        3 .凡例を確認するときは、右上の矢印をクリック

        4. 閲覧したい位置を画面上で右クリックし、詳細表示をクリック

            ・土砂災害情報マップ操作画面

 SABOアイの操作方法

操作が完了すると、土砂災害特別警戒区域及び警戒区域が表示されます。

 土砂災害警戒区域及び特別警戒区域の表示画面

         右覧にあるPDFボタンをクリックすると、公示図書が表示され、より詳細に確認することができます。

 

  • 土砂災害危険度の表示

  県では、土砂災害危険度をメッシュ状に色分けして提供しています。

                    ・TOP画面  

                  土砂災害警戒情報が発表されたら、危険度の高い地区名がトップ画面に表示されます。

                    ・土砂災害情報マップ

土砂災害危険度をメッシュにして地図上に表示  

土砂災害警戒情報の発表

    県は金沢地方気象台と共同で平成19年度から土砂災害警戒情報を発表しています。
    この土砂災害警戒情報は、大雨による土砂災害の危険度が非常に高まったときに、市町長が災害対策基本法第60条に基づき、住民へ避難指示等を発令する際の参考ともなる情報です。
    県では、あわせて土砂災害警戒情報を補足する土砂災害危険度が高くなった地区の情報を、土砂災害情報システム(SABOアイ)を通して市町、県民へ提供しています。

土砂災害警戒情報の流れ 

4 行政の連携・警戒避難体制の強化(防災意識の共有)

大規模氾濫減災協議会での防災認識の共有(河川課・砂防課主催)

    平成30年7月豪雨を契機に、国の「水防災意識社会」の再構築に向けた緊急行動計画が平成31年1月に改定され、砂防部局は既設協議会等と連携強化を図ることされました。このことかから、県では令和元年度より、本協議会で出水期前において実施すべき取り組みの再確認や、先進的な取り組みの共有を実施しています。

会議の様子(県央土木総合事務所)

 大規模氾濫減災協議会の様子

5 砂防施設等の整備

 要配慮利用施設における優先的なハード整備 

     避難に時間を要する要配慮者の生命を守るため、要配慮者利用施設が立地する土砂災害の発生のおそれがある箇所について、砂防堰堤等の土砂災害防止施設の整備を進めています。

要配慮者利用施設のハード対策の様子(金沢市)

要配慮者利用施設のハード対策の様子

避難所等に対する優先的なハード整備 

 代替性のない避難所等が立地する土砂災害のおそれのある箇所について砂防施設等の整備をします。

      ※避難所等:  

              市町地域防災計画に位置づけられた指定避難所及び防災活動が行われる公共施設(役場、警察署、消防署、駐屯地)、

              ライフライン(上下水道施設、発電所、変電所)

 

避難所等に対するハード整備(イメージ図)

避難所等に対するハード整備のイメージ図

お問い合わせ

所属課:土木部砂防課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1751

ファクス番号:076-225-1752

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