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本県の地すべりは能登半島に多く分布しており、明治以前から地すべり活動がみられ、人家や耕地等に数多くの被害が発生しています。棚田は、古くからの地すべり活動によって乱れた地形に多く見られます。
輪島市白米町
惣領(そうりょう)地すべり 〔輪島市〕
惣領地すべり全景
集水井工
水路工
深見(ふかみ)地すべり 〔輪島市〕
深見地すべりは日本海へ向けて活動しており、すべり面は地下25~30mと深く、その末端は海底下10mまで及ぶ特異な地すべりです。地すべり対策は、昭和34年度から着手し、地上ボーリング工、集水井工並びに排水トンネル工等の地下水排除工を進めています。
深見地すべり全景
排水トンネル工
九折(つづらおり)地すべり 〔津幡町〕
九折地区は国道8号およびJR北陸本線の倶利伽羅トンネル坑口に位置しており、経済・流通基盤の安全を確保するため、重点的に事業を実施しています。
九折地すべり全景
(左方の道路は国道8号であり、その右に見えるトンネル2つがJR北陸本線)
赤崎(あかさき)地すべり 〔輪島市〕
地すべり対策工事により排出される地下水を、小学校や地域の飲料水として有効に利用し、地すべり災害の未然防止ならびに地域社会の活性化を支援します。
地すべり頭部より下方を臨む
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自然休暇村センター |
久田(きゅうでん)地すべり 〔柳田村〕
平成5年2月7日の能登半島沖地震(M6.6、震度5)により、柳田村久田地内で大規模な地すべりが発生しました。地すべりの規模は長さ130m、幅70m、移動土砂量は約68000立方メートルと推定されました。
地すべり発生直後の状況
対策工事施工後
(頭部切土法枠工、集水井工、アンカー工)
福水(ふくみず)地すべり 〔羽咋市〕
平成17年4月1日午後9時過ぎ、羽咋市福水町で大規模な地すべりが発生しました。この地すべりにより送電線鉄塔が倒壊し、能登地方で約11万世帯が停電しました。
被災状況(平成17年4月1日発生、航空写真撮影)
斜面崩壊状況 |
倒壊した鉄塔 |
対策工実施状況(平成22年8月22日撮影) |
堰堤(えんてい)の設置状況 |
鹿磯(かいそ)地すべり 〔輪島市〕
平成19年3月25日の能登半島地震(M6.9、震度6強)により、輪島市内では大規模な地すべりが多数発生しました。
平成19年度はこの地震災害により6件の災害関連緊急地すべり対策事業を実施しました。
鹿磯地区では、斜面上部にある神社の参道に開口亀裂や約60cm段差が発生しました。
鹿磯地すべり 対策工 |
地震発生当時の斜面上部の状況 |
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