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コウノトリは、国の国内希少野生動植物種および特別天然記念物に指定される希少鳥類の一種です。生息環境の悪化などが原因となり、日本産コウノトリは昭和61年(1986年)に一度絶滅しましたが、平成17年(2005年)以降兵庫県などが放鳥など野生復帰の取り組みを進めており、最近では石川県に飛来するコウノトリも確認されるようになりました。
※絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)に基づき指定され、捕獲は原則として禁止されています。
近年は、石川県に飛来するコウノトリが確認されることも増え、平成30年2月から令和4年5月までに、9市5町で確認されています。
令和4年には県内において、津幡町および志賀町で繁殖が確認されています。このうち、志賀町では6月上旬にヒナのふ化が確認されました。これは日本産コウノトリの絶滅以降では、県内初となるヒナの誕生でした。
7月中旬に、志賀町が兵庫県立コウノトリの郷公園およびいしかわ動物園の協力を得て、3羽のヒナに個体識別用の足環を装着しました。
また、8月上旬には、すべてのヒナが無事に巣立ちました。
(コウノトリの静穏な環境を維持するために、営巣場所は非公開としています)
コウノトリの親とヒナ3羽(令和4年6月8日 志賀町教育委員会生涯学習課 撮影)
成長したコウノトリのヒナ3羽(令和4年7月8日)
親鳥と成長したヒナ3羽(令和4年7月13日)
巣から飛び立つ幼鳥 (令和4年8月5日 志賀町教育委員会生涯学習課 撮影)
生態や生活史をはじめ、コウノトリに関する詳しい情報等については、兵庫県立コウノトリの郷公園HP(外部リンク)をご参照ください。
国内の野生推定個体数はIPPM-OWS(※)が収集・発表しており、こちら(外部リンク)をご参照ください。
※IPPM-OWSはコウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネルといい、全国の動物園や地方自治体により構成される組織です。
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