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金沢城を描いた絵図には、いろいろな種類がある。城の一部を描いたもの、建物の立面を描いたもの、室内の装飾や城内の儀式を図解したものなど様々である。
14年度は、金沢城全域を描いた絵図資料を、金沢大学・金沢市立玉川図書館・石川県立歴史博物館・石川県立図書館・富山県立図書館・東京大学総合図書館南葵文庫・前田育徳会尊経閣文庫・名古屋市博物館蓬左文庫などにおいて調査し、その内容や特徴を絵図資料カ―ドにまとめた。また全域絵図の目録を作成し、資料収集事業の基礎資料とした。
14年度の調査により、従来、約350点と見積もっていた金沢城絵図は約550点残存することを確認できた。約550点のうち、約200点は城全域を描いた全域図であり、このうち約120点について、写真撮影もしくはフィルム複製を行い、データベース作成の基礎資料とした。
また約200点の全域図については一覧表を作成し、研究紀要『金沢城研究』(創刊号)に掲載した。
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