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聴力は、年齢を重ねることで徐々に低下していきます。
加齢に伴う難聴を「加齢性難聴」といいます。
一般的に40代から聴力が低下する傾向があると言われており、
65歳を超えると聞きにくさを感じる方が急激に増え、
75歳以上では約半数の方が聞こえにくさを感じると言われています。
「聞こえにくさ」を放置しておくと次のような影響が出てきます。
・自動車などの音に気づきにくい(危険察知能力の低下)
・インターホンや電話の音に気づけない(日常生活が不便になる)
・家族や友人との会話や電話が聞き取りづらくなり、人との関わりが減る
・脳への刺激が減ることで、場合によっては認知機能への影響も生じうる
「聞こえにくい」と思ったら、早めに耳鼻咽喉科に受診しましょう!
「聞こえ」は、人や社会とつながりや生活の質を保つうえでもとても重要です。
病気などの加齢以外が原因の場合は、治療で聞こえがよくなる可能性があります。
加齢による難聴が原因の場合は、補聴器が必要か診てもらいましょう。