議案説明要旨（平成24年第4回県議会定例会） - 平成24年11月30日 - 県内中小企業の新たな販路の開拓と経営支援について

◎ 県政の諸課題の進捗状況について

6.県内中小企業の新たな販路の開拓と経営支援について

県内中小企業の新たな販路の開拓につきましては、県として、少しでも多くの成約に結び付くよう、積極的に支援しているところであります。今年度は、先月十七日、十八日の二日間にわたり、愛知県刈谷市の(株)デンソーにおいて県内企業四十一社が参加し、技術提案型の展示商談会を開催したほか、今月二十七日、二十八日には、日立造船(株)の技術者を県内に招へいし、県内企業の工場等において商談会を開催いたしました。さらには、今般、新たに日野自動車(株)及び大和ハウス工業(株)との間で、商談会を開催することが決定したところであります。

また、今月二十七日には、県内繊維企業と首都圏の大手アパレル企業との懇談会を昨年に引き続き金沢市内で開催いたしました。コンテストショー形式で、共同開発した生地の用途や機能性などをわかりやすく訴えるとともに、今回、新たにデザイナーを招へいし、県内繊維企業の工場を直接視察いただいたところであり、今後とも、県内中小企業の高い技術力をアピールするこうした取り組みを通じて、販路開拓を積極的に支援してまいりたいと考えております。

中小企業の資金繰りを支援する中小企業金融円滑化法が来年三月末に期限を迎えることから、今月十二日、行政や金融機関、中小企業団体など三十機関の実務責任者による中小企業支援連絡会議を開催し、期限到来後もより一層連携を強化し、厳しい経営環境にある中小企業の経営改善や事業再生を支援していくことを改めて確認したところであります。県としては、引き続き、経済雇用情勢を注視し、適時適切な対応を講じてまいりたいと考えております。 
 

以上

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