スッポンの衛生的な取り扱いについて

平成14年10月8日厚生労働省は、東京都が同月2日に実施した「都内に流通する活スッポンの汚染実態調査」の結果、コレラ毒素を産生する食中毒菌がスッポンの体表から検出されたことに基づき「スッポンの衛生的な取り扱い」について全国都道府県等衛生主管部長に対し、関係営業者の指導を依頼してきました。

1  指導内容の概要

1. 取り扱い及び調理上の注意
   ア、スッポンを輸送、保管する場合には、他の食品を汚染しないよう不浸透性容器を用いるなど適切に取り扱うこと。
   イ、スッポンを取り扱った際には、用いた器具・容器及び手指などを洗浄殺菌すること。
2. 生食するスッポンについてコレラ毒素を産生する食中毒菌の検査を実施し、当該菌が検出された場合には、同一ロットのスッポンを加熱加工用にするよう指導すること。

2  その他

高齢者、幼児、胃切除を受けた者など、本菌に感受性の高い者については、スッポンの刺身等生食をさけること。

参考

   食品衛生の窓（東京都の食品安全情報サイト）（外部リンク）