平成30年5月19日・20日 旧陸軍第九師団司令部庁舎 金沢偕行社 見学ツアー

 東京国立近代美術館工芸館の移転に向けて現在解体中である、旧陸軍第九師団司令部庁舎と金沢偕行社（かいこうしゃ）の内部を見学できるツアーを5月19日、20日に開催しました。

 両建物は、明治期に建てられた旧陸軍の施設であり、施設内部には、現代には見られない建築様式がちりばめられています。

  第九師団司令部庁舎では、漆喰（しっくい）でできた天井のレリーフや重厚な造りの階段などを見て回りました。

 将校の社交場であった偕行社は、行政庁舎であった第九師団司令部庁舎と比べて、より装飾的な外観となっており、細部までこだわった職人の技に感嘆の声が上がりました。

  資料のダウンロードは旧陸軍第九師団司令部庁舎 金沢偕行社 見学ツアー 開催結果から

 東京国立近代美術館工芸館は、両建物を移築、活用し、県立美術館と赤レンガミュージアムの間の敷地に、日本海側初の国立美術館として整備されることになっています。

 今後、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催期間中の開館を目指し、準備を進めていきます。

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