小中学生・高校生の皆さんに今伝えたいこと  「性暴力」について

「性暴力」とは

         

  ◆小学生向け◆   ◆中学生向け◆   ◆高校生向け◆

  性暴力とは、「同意のない」「対等でない」「強要された」性的な行為であり、被害にあった人の心とからだを傷つけるものです。

  県では毎年、小学4年生・中学1年生・高校1年生の皆さんにカードやリーフレットを配って、「性暴力とは何か」、「被害にあったときはどうしたらよいか」について紹介していますが、ここではもう少し詳しく説明します。

若者の被害事例

リベンジポルノ

  仕返しや嫌がらせのために、交際中に撮った性的な画像をインターネット上に掲載されたり、SNSなどによって多数の人に広められてしまう被害をいいます。

• 「裸の写真を撮ってもいい？」「裸の画像を送って」と言われても、「だめ」、「嫌だ」と言ってきっぱりと断りましょう。好きな相手や仲の良い相手から何度も頼まれると断りにくいこともあるかもしれませんが、画像が流出した際に傷つくのはあなた自身です。
• 「画像をネットにばらまかれたくなかったら言うことを聞け！」などとおどされたら、すぐに警察に相談しましょう。相手の着信履歴、送られてきたメッセージなどは保存し、消さないようにしましょう。
• インターネット上に画像を掲載されてしまったら、できる限り早く削除の依頼をするためにも、すぐに警察などに相談しましょう。

JKビジネス

  主として「JK」、すなわち「女子高校生」などの児童をやとって、表向きにはカフェなどの性的サービスを行わない普通の営業をよそおいながら、「裏オプション」などと言って性的なサービスを客に提供させるものです。

  こうして、働いている女子高校生などが被害にあう可能性があります。

• 友達が誘ってきたので一緒に始めた。
• 「JK」という言葉にはなじみもあるので、楽をして安全にお金がかせげそうな気がする。
• 履歴書もいらないので、LINEや無料アプリを使って簡単に応募できる。

  こういった理由で気軽に始めてしまう可能性があります。

  自分だけでなく、大切な友達が被害にあわないためにも、「おかしいな」「危ないな」と思ったら、すぐに信頼できる大人に相談しましょう。

デートレイプドラッグ

  性的な暴行を加える目的で、飲み物などに入れる薬のことです。

  睡眠薬などの薬を、飲み物や食べ物にこっそり混ぜたりだまして飲ませたりして、相手の意識をもうろうとさせ、抵抗できない状況にして性的な暴行を加えるという性暴力の被害があります。

• 急に耐えられないほど眠くなった。
• からだが思うように動かなかった。だるかった。気持ち悪かった。
• 記憶がない。記憶がとぎれとぎれであいまい。
• 記憶はないが、いつもはしないような行動をしていたようだった。

  デートレイプドラッグは、知らない人からだけでなく、よく知っている人からも被害をうける可能性があります。

  もしこのようなことがあったときは、一人で悩まず、警察や相談機関（パープルサポートいしかわ）に相談しましょう。 

リーフレットのダウンロード

• 小学生向けカード（PDF：990KB）
• 中学生向けリーフレット（PDF：2,191KB）
• 高校生向けリーフレット（PDF：2,421KB）

「パープルサポートいしかわ」にご相談ください

家族や友達には言いにくい、迷惑をかけたくない。 でも不安で誰かに話を聞いてもらいたい…

そんな時は一人で悩まず、「パープルサポートいしかわ」に電話してください。

専門の相談員があなたを支え、あなたと一緒に考えます。

秘密は守ります。安心してご相談ください。

（相談は無料です）

  パープルサポートいしかわ（いしかわ性暴力被害者支援センター）