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近年、薬剤耐性菌の広がりは院内感染のみならず、市中においても問題視されるようになっており、地域における総合的な感染症対策を行っていく必要性が指摘されている。このため、下水中の薬剤耐性菌を調査し、地域における薬剤耐性菌の実態を把握することにより、薬剤耐性菌の拡大抑制に資する情報を提供することを目的とする。
(健康・食品安全科学部)
近年、新生児・乳児に敗血症様の症状を示すウイルス感染症としてパレコウイルスA(PeV-A)感染症、特にPeV-A3が注目されているが、医療機関等では検査診断が難しいことから、その疫学や実態は不明な点が多い。
本研究では、本県におけるPeV-A感染症の疫学的・ウイルス学的実態を明らかにすることで、本感染症の診断及び治療に係る基礎資料に資するとともに、疫学的解析結果から感染症対策の一助となる情報を得ることを目的とする。
(健康・食品安全科学部)
全国的に発生している自然毒食中毒の中で、キノコによる食中毒はその3割ほどを占め、死亡事例の報告もある。キノコの関与が疑われる健康への危害発生時に、原因究明及び危害拡大防止に資するため、種の同定及び有毒成分を迅速に検査できる体制の構築を図る。
(健康・食品安全科学部)
これまで蓄積されてきた水質調査結果などを用い、気候変動が県内の河川・湖沼の水質に現在どのような影響を与えているか、また、将来どのような影響を与えるかについて解析し、情報発信するとともに、今後の水環境保全の施策に資することを目的とする。
(環境科学部)
近年、タイヤに含有される酸化防止剤6PPDの酸化によって生じる6PPD-キノン(6PPD-Q)が魚類に影響を与えているとの報告があり、新たな化学物質汚染として注目を集めている。本県内においてもタイヤ摩耗粉の発生による汚染が懸念されることから、環境中の実態調査に取り組む。
(環境科学部)
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