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本日、ここに、平成二十九年第一回県議会定例会が開かれるにあたり、提案をいたしました平成二十九年度当初予算及び平成二十八年度補正予算並びにその他の諸議案につきまして、その大要をご説明申し上げます。
はじめに、北陸新幹線金沢開業からまもなく二年が経過いたします。昨年の観光客の入り込みは、引き続き、兼六園・金沢城公園の入園者数や県内の主要温泉地の宿泊者数が、開業前を大きく上回るなど、県下全域で、開業効果が持続しているところであります。さらには、県外企業による新たな支店の開設が相次いでいるほか、クルーズ船の寄港が大幅に増加するなど多方面にわたり、開業前の想定を上回る効果が生じているところであります。まさに、北陸新幹線は本県の未来を切り拓いていく極めて有効な交流基盤であり、多方面で開業効果をさらに引き出し、県下全域に波及させ、本県の飛躍につなげてまいる所存であります。
金沢・敦賀間につきましては、国の来年度予算案において、前年度を大幅に上回る事業費が計上され、本県には、過去最高となる約四百七十億円が配分されたところであります。用地取得につきましては、先月末現在の県内の取得率は、九十二パーセントとなり、引き続き、鉄道・運輸機構や沿線市町と連携し、速やかな取得に万全を期してまいります。建設工事については、先月末時点で、約八割の区間で入札が完了したところであり、今後、工事が本格化していく見込みであります。
敦賀・大阪間のルートにつきましては、昨年十二月に、与党において、小浜・京都ルートに決定され、来年度から、国において詳細なルートの決定や環境影響評価に必要な調査が進められることとなりました。今後、与党において、京都・新大阪間のルートを本年度中に決定するとともに、着工に向けた財源の確保はもとより、名古屋方面へのアクセスの確保という点についても、検討を進めていただきたいと考えております。
今後とも、金沢・敦賀間のできる限り早期の完成と必要な予算の確保を国に働きかけるとともに、大阪までのフル規格による早期全線整備について、関西圏を含めた沿線地域との連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、取り組んでまいる所存であります。
以上
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