県議会の議案説明要旨 - 平成23年2月23日- 「未来を拓く心豊かな人づくり」について

◎  主な施策の概要について

7. 「未来を拓く心豊かな人づくり」について

第七は、「未来を拓く心豊かな人づくり」についてであります。

先般、社会の変化や教育をめぐる様々な課題に適切に対応するため、今後十年間の本県教育全般の指針となる「石川の教育振興基本計画」を策定いたしました。この計画に基づき、ふるさとに誇りを持ち、未来を切り拓こうとする気概あふれる積極果敢な人づくりを目指し、今後、具体的な取り組みを進めてまいります。

小中学生の学力向上対策につきましては、金沢大学との連携のもと、これまでの全国学力・学習状況調査等の結果について専門的・多面的な分析を行い、先般、本県の学力向上に向けた中長期的指針となる「いしかわ学びの指針十二か条」を策定いたしました。この指針を柱とし、具体の指導方法等をまとめた「学力向上プログラム」の実践に取り組むとともに、「学校読書の日」の設定等による読書習慣の定着や、家庭・地域と連携した学習・生活習慣の育成を図ってまいります。

また、少人数学級の実施につきましては、本県では従来から学校の実態に応じて、小学校一・二年において三十五人学級を選択できることとしておりますが、来年度から全国的に小学校一年に三十五人学級が導入されることを契機に、個々の児童に対してよりきめ細かな対応が可能となるよう、その対象を小学校三・四年まで拡大することといたしました。 

県立学校の整備につきましては、金沢商業高校の校舎等の全面改築を進めるとともに、老朽化が著しい金沢桜丘高校の教室棟等の改築に向けた基本設計に着手するなど、計画的に教育環境の整備・充実を図ってまいります。

本年九月、全国から約七千五百人のシニア世代のアスリートが集い、高度なレベルで競い合うとともに、お互いの交流を深める「日本スポーツマスターズ2011石川大会」が県内十三市町を会場に開催されます。特に県外からお越しいただく皆様には、開会式での伝統芸能の披露や競技会場での観光物産展の開催など、本県の魅力を最大限活用した温かいおもてなしの心でお迎えしたいと考えており、今後、諸準備に万全を期してまいります。 

以上

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