ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成23年2月23日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成23年2月23日 - 経済雇用情勢と北陸新幹線金沢開業について
ここから本文です。
本日、ここに、平成二十三年第一回県議会定例会が開かれるにあたり、提案をいたしました平成二十三年度当初予算及び平成二十二年度補正予算並びにその他の諸議案につきまして、その大要をご説明申し上げます。
最近の我が国経済は、企業収益が改善し、設備投資や輸出、生産に持ち直しの動きが見られるなど、一時の足踏み状態を脱しつつあります。一方で、海外景気や為替レート、原油価格の動向等によっては、景気が下振れするリスクが存在し、また、失業率が高水準にあるなど、依然として厳しい状況にあります。
本県経済につきましても、全体として持ち直しを続けておりますが、一部に厳しい面も見られ、雇用情勢も、厳しさが幾分和らいでいるものの、有効求人倍率が一倍を大きく下回っているなど、厳しい状況が続いております。
こうした中、県といたしましては、引き続き、経済・雇用対策を当面の最優先課題に据え、県民生活の基盤をなす地域経済の下支えに全力で取り組み、景気の持ち直しを後押ししていかなければなりません。
一方で、こうした厳しい状況の下でも、過度に縮み志向に陥ることなく、やがて来る本格的な景気回復も見据え、本県の明るい未来を切り拓くための施策を着実かつ積極果敢に実行していくことが重要であります。
特に産業面では、景気回復後に訪れる上昇気流に乗り遅れることのないよう、世界的な市場拡大が見込まれる新産業の創出など、未来への先行投資となる攻めの施策についても怠りなく実施していくことが大切であります。
また、本県の希望の象徴とも言うべき北陸新幹線の金沢開業がいよいよ三年後に迫ってまいりました。新幹線を本県が大きく飛躍する起爆剤としていくためには、これからが石川の底力が問われる正念場であり、「新幹線開業カウントダウンの年」として、ハード・ソフトにわたる交流基盤や受け皿の整備を着実に進め、開業効果を県内全域に波及させていく取り組みを更に進化させていきたいと考えております。
加えて、里山里海の利用・保全や子育て支援、地域医療の確保や地球温暖化対策、高齢者福祉といった県民の皆様の生活に関わる安全・安心の確保など、本県の足元を固める施策についても着実に取り組んでいかなければなりません。
以上
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す